熊本地震2年 自宅再建へ新たな一歩

 2回の震度7を記録した熊本地震は16日、「本震」から2年を迎えた。大きな被害を受けた熊本県益城町で農業を営む高木国男さん(74)、サチ子さん(71)夫妻は、今も庭の倉庫で暮らしている。復興工事が優先される被災地で建築業者を見つけるのは至難の業。ようやく業者が見つかり、今年8月に自宅の再建工事がスタートする。これまでの仮住まいを終えて、新たな一歩を踏み出す。 (16日 19:52)

熊本地震で自宅が全壊し、農業用倉庫での生活を続けるサチ子さん。車やテント、ビニールハウスでの避難生活が続き、熟睡できる日はほとんどなかったという(13日)

  • 年内は倉庫生活だが「楽しみがあると一日一日元気でいられる。はやく畳の上で大の字になりたい」とサチ子さん(13日)
  • 仮設住宅への入居希望は通らなかった。いま生活している倉庫(左)ができるまで、自宅跡地に建てたビニールハウス(右)で寝泊まりした(15日)
  • 「写真はいいね。懐かしい」と家族のアルバムを手にする国男さん。かつての自宅に写る3人の子供とサチ子さん。同窓会や葬儀も行われ多くの人が訪れた。「ここは居間。ここは玄関」。思い出を語りながらゆっくりとページをめくった(15日)
  • 親族で集まって談笑する高木夫妻(右端から2、3人目)。自分たちで作ったお米を食べてもらって、おいしいと言ってもらえるのが生きがい。「新しい家に子供や孫が集まるのを想像するだけでわくわくする」とサチ子さん。みんなで食卓を囲む日を首を長くして待つ(14日)=目良友樹撮影