遠藤周作「侍」

 通商を望む伊達政宗の命を受け、約400年前にメキシコやローマに渡った支倉常長をモデルにした遠藤周作の小説「侍」。長い旅路を終えた主人公らを待っていたのはキリシタンへの迫害だった。物語の出発点となった宮城県石巻市を訪れた。 (20日 15:00)

侍たちが大海原を渡った「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船。帆柱が夕焼けに十字架のように浮かんだ

  • 高台にある支倉常長像に雪が降り落ちる
  • ガラスに映り込む復元船サン・ファン号。老朽化や津波被害の影響により、2020年に展示を終える予定
  • 東日本大震災の津波被害に遭った様子を展示している(宮城県慶長使節船ミュージアム)
  • サン・ファン号が出帆したとされる月浦(つきのうら)。津波で多くの家が流され、犠牲者も出た
  • 港に積み上げられたカキ殻に雪が降る
  • 月浦では震災翌年にはカキの養殖を再開した。水揚げしたカキの殻を手作業でむく漁師たち
  • 波が穏やかな朝を迎えた月浦で、カキ養殖のブイの合間に漁をする漁師の姿があった=浅原敬一郎撮影