熊本地震から半年 避難から生活再建へ

 震度7の最初の地震が熊本県を襲ってから半年を迎えた。地震の爪痕は深く、復旧作業が続く場所もなお多い。避難所生活や車中泊を強いられた住民の多数は仮設住宅などに移り、生活の再建に向け懸命の日々を過ごしている。 (14日 15:22)

被害が大きかった熊本県益城町の住宅地では、倒壊した家屋の解体作業がいまなお続く(10月14日)

  • 商店だった夫の実家の様子を見に来た坂井さとみさん(30)。「解体時期が決まらないため、建て直しもできない」と話した(14日、益城町)
  • 甚大な被害を受けた熊本城。天守閣の屋根には草が生い茂っていた(写真上、12日)。崩落した石垣の一部は道路脇に並べられていた(10日)
  • 倒壊したまま手つかずの家屋。奥には土砂崩れが起きた山がそびえる(12日、南阿蘇村)
  • 熊本市方面への幹線道路が通行止めのため、迂回路に長い渋滞が発生する。暗闇に車のライトが浮かび上がった(11日、阿蘇市)
  • 仮設団地のお茶会で、地震発生時の様子を話し顔を覆う士浦さん。「目の前の道路が波打つように動き、怖かった」(11日、益城町)
  • 地震で牛舎が損傷し、飼っていた牛31頭すべてを手放した大川充洋さん(67)。廃業も考えたが、今は再開に向け牛舎の整備に励んでいる(11日、西原村)
  • 熊本空港近くに位置する「テクノ仮設団地」。離発着時は騒音があり、窓は二重ガラスになっている(11日、益城町)
  • 仮設商店街で熊本の特産品や地元の商品を扱う店舗。スタッフの谷光杏奈さん(26、中央)は「ここから元気を届けられるようにしたい」と笑顔で話した(12日、益城町)
  • 10月末で閉鎖が決まった益城町総合体育館の避難所。当初は避難者があふれていたが、現在は廊下で寝泊まりする人はいなくなった(11日)
  • 体育館が被災したため、県立劇場で開催した熊本高校の文化祭。生徒が力いっぱいダンスを披露した(12日、熊本市)
  • 14日、益城町で犠牲者を悼む法要が営まれた。参列者たちが手を合わせ、静かに鎮魂の祈りをささげた=塩山賢、上間孝司、三村幸作撮影

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