菊池寛「父帰る」高松市 (写真で見る文学周遊)

 20年前に家族を捨てた父が放蕩(ほうとう)の末に帰ってきた。家族の葛藤を描いた菊池寛の代表作である戯曲「父帰る」。その舞台とされる高松の地を歩いた。(8月13日付夕刊掲載「文学周遊」の取材で撮影した写真で構成しています) (13日 14:00)

「父」が家を出たあと残された家族が身投げした高松の海。20年の後、彼は帰ってきた

  • 「おたあさん、今日浄願寺の椋(むく)の木で百舌(もず)が啼(な)いとりましたよ。もう秋じゃ」。「父帰る」の中のセリフが刻まれた文学碑
  • かつて浄願寺があった高松市立中央公園。菊池寛の銅像や顕彰碑もある
  • 20年ぶりに高松に帰ってきた「父」はなかなか家の敷居をまたげず3日が過ぎていた
  • 「父」によく似た男は、近寄ろうとすると水神さんの横町へこそこそと入っていったという
  • 「父帰る」の舞台となった明治期以前の町並みが残る仏生山町。毎年10月には「仏生山大名行列」が行われる
  • 「父帰る」のクライマックスシーンを表現したブロンズ像。長男(右)に責められた父(左)が再び家を出ようとする
  • 「俺達に父親があれば、八歳の年に築港からおたあさんに手を引かれて身投をせいでも済んどる」。長男は厳しく父を責めた=鈴木健撮影

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