日経平均一時3万円 中銀会合「無風」観測で強気姿勢 スクランブル・フラッシュ 株式 3月16日 16日の東京株式市場で日経平均株価が一時、約3週間ぶりの3万円台をつけた。週後半に米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合など重要イベントを控えるなか、無難に通過できるとみた投資家のリスクオン姿勢が目立つ。相場は幅広い銘柄に資金が向かう循環物色の様相を強めている。 この日は取引開始直後は前日比で下落に転じる場面もあったが、午前の取引時間中に上げ幅を広げ、2月25日以来の3万円台を 日経平均一時3万円 中銀「無風」観測が呼ぶ循環物色
「上がるものなら何でも買う」 高まる個人の投機熱 マーケットニュース 株式 3月9日 「バブルは崩壊、どこまで下がるのか」。2月28日深夜、動画共有サイト「ユーチューブ」で開かれたライブセミナーでは、暗号資産(仮想通貨)のビットコインについて投資家らが不安を吐露していた。一時600万円を超えたビットコイン相場はセミナーの直前に急落し、わずか2日で500万円を割り込んでいた。 ビットコイン相場の急落は世界の株価にも悪影響を与えたが、まもなく反発。すると今度はSNS(交流サイト)上で 「上がるものなら何でも買う」 高まる個人の投機熱
下落でこそ動く 国内勢が株押し目買い スクランブル 株式 3月4日更新 4日の東京株式市場では海外投資家の売りが膨らんだが、出遅れていた国内投資家にとっては押し目買いの好機になったようだ。昨秋からの上昇の波に乗りきれず、このところ株価指数が下げる場面では積極的に買い出動している。新型コロナウイルスが収束した後に経済活動が活発になるとみている。 「もちろん買っています」。4日午前、国内運用会社のある中小型株ファンドマネジャーの声に、下げ相場への緊張感はなかった。 政府 下落でこそ動く 国内勢が株押し目買い
「米SNS波乱は押し目」 待機マネー、下値の支えに スクランブル 株式 2月1日 先週末の米国株安を受けた1日の東京株式市場では、ヘッジファンドなどが取引を手じまう動きがどこまで広がるかが焦点だった。危惧した動きが弱いことに買い方は勢いづき、日経平均株価は427円高となった。米SNS(交流サイト)で連携した個人投資家の動きは政治や規制の問題に飛び火しようとしている。影響の見極めは難しいものの、ひとまず短期収束への期待が勝った。 寄り付きで市場関係者の目が向かったのが空売り残高 「米SNS波乱は押し目」 待機マネー、下値の支えに
中国関連株に注目再び 景気回復の恩恵見極め スクランブル 株式 1月12日 株式市場の関心が再び中国経済に集まっている。もともとコロナ禍からの立ち直りが早く、日本企業の業績に与える影響は大きかった。市場が最も懸念していた米大統領選を巡る混乱が収束しつつあることで、もう一つの大国・中国の経済動向が改めて意識されている。中国関連銘柄が収益改善への期待から買われる流れが起きている。 12日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。朝方は反落で始まったが、午前の取引時間中には 中国関連株に注目再び 景気回復の恩恵見極め
日経平均、年末高に期待と不安 よぎる「17年型」の教訓 スクランブル・フラッシュ 株式 12月29日更新 29日の東京株式市場で日経平均株価が続伸し、30年ぶりの高値をつけた。米国で追加経済対策が成立し、前日の米国市場で主要株価指数が軒並み最高値をつけた流れを引き継ぎ、東京市場でも景気敏感関連銘柄で高値更新が相次いだ。大台目前で膠着が続いてきただけに市場関係者の表情は明るいが、一部には「掉尾(とうび)の一振」からの年明け相場に気をもむ向きも増えている。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チ 日経平均、年末高に期待と不安 よぎる「17年型」の教訓
「逆境銘柄」に買い コロナで構造改革、市場が凝視 スクランブル 株式 12月21日 欧州で新型コロナウイルスの感染拡大が再び意識され、21日の日経平均株価は続落した。3月以降の上昇局面で資金が集中した「巣ごもり」銘柄は割高感が増している。投資家が注視するのは、コロナの長期化を見越して経営改革が本格化するとみられる銘柄だ。市場はわずかな兆しにも目を凝らしている。 三井住友トラスト・アセットマネジメントは11月、ある銘柄の株価上昇を予測する通知を社内のファンドマネジャー向けに出した 「逆境銘柄」に買い コロナで構造改革、市場が凝視
急騰銘柄狙う売り方 相場膠着、調整見込む スクランブル 株式 12月11日 急上昇した株式相場を注意深く観察すると、説明のつきにくい急騰をした銘柄があちこちにみられる。相場の上値が重くなるなか、こうした銘柄の下落に収益機会を見いだすヘッジファンドなど売り方の動きが強まってきた。 「お金が落ちているように見える」。老舗の日本株ヘッジファンド、エピック・パートナーズ・インベストメンツの武英松社長はこう話す。同社は相場の方向感に賭けず、割高株を売り、割安株を買うことで利益をあ 急騰銘柄狙う売り方 相場膠着、調整見込む
フリー株が1万円突破 外国人、内需ニッチに買い集中 金融最前線 10月20日 東京株式市場で20日、クラウド会計ソフトを手がけるフリーの株価が一時1万円の大台に乗せた。米大統領選や欧米での新型コロナウイルス感染再拡大といった波乱要因を避けたい外国人投資家の買いが、日本の内需ニッチ株に向かっている。とりわけ菅義偉政権が進めるデジタル政策に乗りそうな東証マザーズ銘柄の過熱ぶりは、危うさもはらんでいる。 フリーは2019年12月に東証マザーズに上場し、2500円の初値を付けた。 フリー株が1万円突破 外国人、内需ニッチに買い集中
「増資は売り」の定説に変化、成長資金なら高評価も 10月6日 株式市場で公募増資を発表した企業への株価反応が変わってきた。2008年のリーマン・ショック以降、1株利益の希薄化懸念などから「公募増資は売り」が定説だが、株価が下落するどころか上昇の勢いを止めない銘柄もある。「守り」の資金ではなく、成長のための資金を市場で調達する企業が増えているためだ。 「『公募増資は売り』はセオリーだが、最近はその通りではないかもしれない」。岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナ 「増資は売り」の定説に変化、成長資金なら高評価も