歴代首相の演説、看板政策を反映 「所得倍増」「米百俵」 政治 1月18日更新 歴代首相は国会演説に自らの内閣がめざす看板政策や、それを推進するための故事を盛り込んできた。 たとえば池田勇人氏は1960年の演説で「今後10年以内に国民所得を2倍以上にすることを目標とする」と訴え、高度経済成長をなし遂げた。 竹下登氏は88年の所信表明演説で税制の抜本的改革を実現すると強調した。「この身命のすべてをささげ、国民の皆様の心を心として、これら重要課題の解決に取り組む」と語り、消費税 歴代首相の演説、看板政策を反映 「所得倍増」「米百俵」
なぜできない官邸主導 国と地方の関係見直しを Deep Insight 政治 コラム 1月14日 なぜ、首相官邸主導で物事が機動的に動かないのか。緊急事態宣言を再発令せざるを得なくなった新型コロナウイルスへの政治の対応で、誰もが釈然としない思いを抱いているに違いない。 「1強」と呼ばれた安倍晋三政権で官房長官を務め、官僚機構を掌握した菅義偉首相は安倍氏と同じジレンマを抱える。今年で20年の節目を迎えた中央省庁再編、25年となる衆院小選挙区制は、首相・党首の力を飛躍的に強めたはずだった。今回の なぜできない官邸主導 国と地方の関係見直しを
安倍氏「関与せず」一点張り 「桜」前夜祭、国会で陳謝 政治 12月26日更新 安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会で安倍氏の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡る問題を釈明した。首相当時の答弁を「結果として事実と反するものがあった」と訂正し陳謝した。自身の関与は繰り返し否定した。 東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)罪で公設第1秘書を略式起訴し、安倍氏は嫌疑不十分で不起訴とした。2016~19年の開催分のホテルへの支払いで安倍氏側が約700万円を負 安倍氏「関与せず」一点張り 「桜」前夜祭、国会で陳謝
ノーベル平和賞、レーガン氏に幻の祝電 竹下首相が準備(外交文書公開) ノーベル賞 北米 政治 12月23日 1988年のノーベル平和賞の有力候補とされていたレーガン米大統領への祝電を日本政府が竹下登首相名で準備していたことが23日公開の秘密公電で分かった。ただ同年の平和賞は国連平和維持軍が受賞、祝電は「幻」に終わった。 事前予想では、87年12月に中距離核戦力(INF)廃棄条約調印を実現したレーガン氏とゴルバチョフ・ソ連共産党書記長 ノーベル平和賞、レーガン氏に幻の祝電 竹下首相が準備(外交文書公開)
大喪・即位の礼で190超の会談(外交文書公開) 政治 12月23日 1989年2月の昭和天皇大喪の礼と90年11月の平成即位の礼に際した「弔問外交」「祝賀外交」で、竹下登、海部俊樹両首相、外相らと外国から参列の要人との190を超す会談内容を記した秘密公電が23日公開された。皇室の慶弔行事を契機に、イラクのクウェート侵攻で始まった湾岸危機や「ベルリンの壁」崩壊といった国際情勢を巡り、幅広い対話が実現していたことが判明した。 2つの儀式は約160カ国の代表が集まる当 大喪・即位の礼で190超の会談(外交文書公開)
中国、円借款「内々に解除」打診 天安門後に日本財界人に(外交文書公開) 中国・台湾 政治 12月23日 中国の李鵬首相が天安門事件の約5カ月後、民主化弾圧を理由に中国への第3次円借款供与を事実上凍結していた日本政府への対応策として、国際社会の目に付かないよう内々に凍結解除への話し合いを進められないかと日本の財界人に持ち掛けていた。23日公開の外交文書で分かった。欧米と共に形成する対中制裁包囲網からひそかに抜け駆けし、経済的苦境に陥っていた中国と組むよう日本側に求めた形だ。 日本の経済界からは李氏の 中国、円借款「内々に解除」打診 天安門後に日本財界人に(外交文書公開)
政界は群雄割拠の戦国時代へ 日本の論点2021 菅内閣発足 大石 格 12月12日 新型コロナウイルスの感染拡大で2021年は非常に不透明感が強い。日本の経済・政治はどう変化するのか。世界情勢の行方は。日本経済新聞の編集委員、コメンテーターらの見通しを、このほど出版した『これからの日本の論点2021 日経大予測』(日本経済新聞出版)から紹介する。 7年8カ月続いた安倍政権が終わり、日本の政治は新局面を迎えた。長期政権のもとで、政界の顔ぶれは与野党とも長らく入れ替わりが少なかったが 政界は群雄割拠の戦国時代へ 日本の論点2021
自民「代理職」、実力者を補佐 番頭・実務・ホープ 政治 11月27日 自民党は実力者を補佐する「代理・代行」ポストが時に耳目を集める。幹事長代理や政調会長代理らが政策決定と党内の主導権争いに影響力を及ぼす場合があるためだ。全権委任される「番頭型」や調整役を引き受ける「実務派」、次世代を起用する「ホープ」といった類型がある。 現執行部では林幹雄幹事長代理が実務派と評される。二階俊博幹事長と菅義偉首相の会談に同席し、二階氏の記者会見や各省庁幹部による政策の事前説明にも 自民「代理職」、実力者を補佐 番頭・実務・ホープ
歴代首相の初訪問、最多は同盟国・米国 東南アジア 政治 10月20日 戦後の歴代首相が初めて訪問した国を調べると、同盟国・米国が最も多い。佐藤栄作、田中角栄、大平正芳、海部俊樹の各氏はいずれも米国を初訪問国に選んだ。 2007年に就任した福田康夫首相もまず米国を訪れた。中国や韓国との関係を重視する意向だったため、先に日米の緊密ぶりを内外に示す必要があったとみられる。 08年の麻生太郎、09年の鳩山由紀夫、11年の野田佳彦の各首相は米ニューヨークでの国連総会が外交デ 歴代首相の初訪問、最多は同盟国・米国
中曽根戦略ふたたび? 風見鶏 大石 格 菅内閣発足 編集委員 コラム(政治) 政治 10月18日 新型コロナウイルスの流行で、半年延期された中曽根康弘元首相の葬儀にお邪魔してきた。永田町生活を中曽根内閣の首相番記者で始めたので、感慨深いものがあった。 会場に向かう道すがらも「いまの政治家と比べて、存在感があった」といった話し声を耳にした。 その中曽根内閣の足跡を振り返ると、発足当時の評判は散々だった。角福戦争のさなか、1979年の四十日抗争では福田赳夫氏に味方したのに、翌80年のハプニング解 中曽根戦略ふたたび?