医学部入試不正、再発防止に課題 文科省が調査結果 12月14日 一連の入試不正問題で全国の医学部を調査していた文部科学省が14日、最終結果を公表した。不適切事案の概要と公正な入試の指針を提示。入試全般の共通ルールについて議論も始める。今後は指針などに沿う入試をするよう求めたが、国の調査があるわけではなく、再発防止には課題も残る。 「不適切」とされたのは東京医科大など9校で、同省の指摘に反論した聖マリアンナ医科大1校は「不適切の可能性が高い」とした。医師になっ 医学部入試不正、再発防止に課題 文科省が調査結果
昭和大も医学部入試で得点操作 現役と1浪に加点 10月15日更新 大学医学部の入試の公正さに疑いが持たれている問題で、昭和大は15日、浪人生が不利になる得点操作を行っていたと発表した。2013年の入学者から、現役と1浪の受験生の高校調査書の評価点を加算。大学OBの子供の場合、合格ラインに達していなくても合格させていたケースもあった。いずれの操作も学内の入試常任委員会が決め、組織的に行っていた。 医学部の不適切な入試が明らかになったのは東京医科大に続いて2例目。 昭和大も医学部入試で得点操作 現役と1浪に加点
京都大も出題ミス 17人追加合格 2月2日 京都大は1日、昨年2月の一般入試で出題ミスがあり、不合格にした受験生17人を追加合格にしたと発表した。物理の音の伝わり方に関する問題で、前提条件が不明確のため複数の正解が選べる状況だった。本来なら必要なかった他大学や予備校の授業料などにかかった費用は補償し、慰謝料も検討する。 大阪大も1月、昨年の入試の出題ミスを認め、受験生30人を追加合格にしたばかり。有名国立大でも受験生の人生を左右しかねない 京都大も出題ミス 17人追加合格
大阪大入試ミス 外部指摘を学内で共有せず、対応半年遅れに 関西 1月8日 大阪大が本来は入試に合格していた受験生30人を不合格としていたミスで、外部から指摘を受けた問題の誤りについて、作成を担当した教授2人だけが把握していたことが、7日までに分かった。指摘は少なくとも3回あったが、学内での情報共有に半年を費やしており、専門家は組織的な対応の遅れを問題視。受験シーズン本番を目前に控え、同大学は再発防止の徹底に懸命だ。 ■3つある正答を1つと誤る 入試ミスの公表から一夜明 大阪大入試ミス 外部指摘を学内で共有せず、対応半年遅れに