塩が食生活を左右 料理初心者はシーズニングソルトを 4月9日 新年度がスタートし、一人暮らしを始めた人もいるだろう。実家なら、すべてがそろっているだろうが、新生活でイチからそろえ始めるのは楽しくも、大変な作業に違いない。だが、見方を変えれば、自分好みの選択が可能になる。その際こだわってほしいのが、調味料。コロナ禍で自炊や、買ってきたモノを家で食べる機会が増加傾向にある昨今、調味料次第で毎日の食生活の充実度は、がぜん変わってくるから侮れない。 こんな逸話をご存じ 塩が食生活を左右 料理初心者はシーズニングソルトを
戦国時代 新興成長に通ず 日経産業新聞 コラム(ビジネス) 4月5日 「国盗り物語」「播磨灘物語」「関ケ原」。好きな本を3冊挙げろと言われたら必ずこの順番で答える。司馬遼太郎のどれも戦国時代の中期から末期を描いたものだ。飽きもせず20年間近く、折に触れてパラパラと読み直している。その都度はっと気づくことがあり、どの本も付箋やアンダーライン、コメントだらけである。 この順番が大事なので、歴史好きの人に会うと必ずこの順番で読むようお勧めしている。それにはスタートアップ 戦国時代 新興成長に通ず
城山三郎氏の小説で悟った部下離反の理由 ノジマ社長 3月16日 中学時代に週刊誌の連載小説を手始めに本を多読するようになった。 大学を出て入ったころの野島電気商会(現ノジマ)はつぶれかけていました。誰にも頼れず本を読んで自分で考えることが、決断する際の助けになりました。20歳代から40歳代前半まで、年に150から200冊、合計3000冊くらい読みました。推理小説も多く、高木彬光さんや和久峻三さんはほぼ全て読んだと思います。 読むものは次第に変わり、30歳代くら 社長から窓際族 城山三郎作品で悟った部下離反の理由
「天下一のへりくつ者」佐々木功さん 読書 3月13日 次はどの武将を描こうか? 2017年『乱世をゆけ 織田の徒花(あだばな)、滝川一益』でデビューし、前田慶次郎、丹羽長秀ら戦国の世の猛将や知将を描いてきた。「自分はまだ駆け出しの作家。通好みの渋い人物で書けないか」とネタ探しをしていたところ、再読していた司馬遼太郎の『功名が辻』のとある場面でひらめいた。「人ではない。事象だ」 注目したのは豊臣秀吉が服属を拒否した北条氏を攻め滅ぼした1590年の小田 「天下一のへりくつ者」佐々木功さん
世界遺産日光2社1寺、20年人出半減 行事なお模索 新型コロナ インバウンド 栃木 2月22日 国内で新型コロナウイルスの感染が拡大し始めてから1年。栃木県日光市にあり、多くの観光客を集めていた日光東照宮など世界遺産の2社1寺が深刻な影響を受けている。2020年の拝観者数は東照宮が前の年に比べ50%減、日光山輪王寺は57%減だった。市内の観光産業も苦戦が続いている。 徳川家康をまつり、17年に大修理を終えた国宝の陽明門などがみられる日光東照宮の20年の拝観者数は108万493人、日光山を開 世界遺産日光2社1寺、20年人出半減 行事なお模索
「大河ドラマを我がまちに」 誘致合戦、神奈川の陣 神奈川 地域総合 2月19日 神奈川県内でNHK大河ドラマの誘致活動が活発になっている。小田原市などは2020年12月、戦国大名、北条家のドラマ化を目指して署名活動を始めた。県内では徳川家康の外交顧問だった英国人の三浦按針や、室町時代後期の武将、太田道灌を推す動きもある。22年に舞台となる鎌倉に続けとばかりに活動は熱を帯びる。 「北条五代を大河ドラマに!」。小田原市がドラマ化を目指すのは、初代北条早雲から氏直まで、関東の覇者 「大河ドラマを我がまちに」 誘致合戦、神奈川の陣
嵩山蛇穴(愛知・豊橋) 大蛇に埋蔵金…伝説が潜む闇 ひと・まち探訪 愛知 中部 2月6日 上りの新幹線に飛び乗り名古屋駅から30分。戦国の世に徳川家康によって治められた愛知県豊橋市は、江戸幕府下で三河吉田藩が置かれ、譜代大名が代々藩主を務める幕閣への登竜門となる。明治維新後は陸軍師団が駐屯する軍都として栄えた、今に続く東三河地方の中心地だ。 「『なにしろ豪勢なもんじゃ。駅へ着けば、人力車ですうっと家まで行っちまう。一足も歩かんと家の前へ横付けじゃ』次から次へと豊橋の町で見聞きしてきた 嵩山蛇穴(愛知・豊橋) 大蛇に埋蔵金…伝説が潜む闇
鬼滅ブームに沸く柳生の一刀石 新陰流の極意どう伝授 関西タイムライン 関西 奈良 1月21日 徳川将軍家の剣術指南役だった柳生一族。故郷の柳生地区(奈良市東部)には新型コロナウイルス禍にもかかわらず、観光客が引きも切らずに訪れる。一族の礎を築いた柳生宗厳(むねよし=石舟斎)が斬ったとの伝説がある巨石が、人気アニメ「鬼滅の刃」に出てくる岩と似ているからだ。地元では鬼滅ブームが「『剣聖の里』の真の姿を知ってもらう契機になれば」と期待している。 JR奈良駅から奈良市東部行きのバスに揺られ小一時 鬼滅ブームに沸く柳生の一刀石 新陰流の極意どう伝授
鉄砲秘伝書に歴史ドラマ(展覧会評) 関西タイムライン 関西 奈良 1月15日 天文12年(1543)に鉄砲が伝来し、これが全国に急速に広がっていった。そんな時代を背景に生まれたのが和流砲術の稲富(いなどめ)流であり、「稲富流鉄砲伝書」はその秘伝書である。 挿図にあげたのは大和文華館所蔵の「稲富流鉄砲伝書」のうち、慶長17年(1612)の奥書をもつ折本19帖(じょう)の中の一図である。 この金銀泥下絵は単に美しいだけではない。よく見ると図柄の中に源氏物語に由来するものが複数 鉄砲秘伝書に歴史ドラマ(展覧会評)
今を生きる意味 資生堂社長兼CEO 魚谷雅彦 エッセー 12月21日 今年は新型コロナの伝染という想定外の事態に世界中が甚大な影響を受けている。まさに先が見えない不確実な時代と言えるが、この世の中で100%確実なことがある。どんな高名な人でも、どんなお金持ちでも、平等にいつかは人生を旅立ち、そして世代は必ず交代していくという絶対的な事実だ。 それは歴史が物語っている。秦の始皇帝は不老不死の薬を見つけることができなかったのは有名な話だ。またNHK大河ドラマのテーマと 今を生きる意味 資生堂社長兼CEO 魚谷雅彦