中国、チベット開発に5兆円投資 鉄道やダム建設 中国・台湾 3月3日 【北京=多部田俊輔】中国はチベットの経済開発を加速する。中国のインフラ建設プロジェクトとしては最大の約5兆円を投じて四川省とチベット自治区を結ぶ川蔵鉄道の主要区間の建設工事に着手し、三峡ダム3基分に相当する水力発電所の開発に乗り出すことも決めた。経済振興を通じて統治を強め、豊富な資源の利用も視野に入れる。 「習近平(シー・ジンピン)国家主席の指導を堅持して、中国共産党創立100周年とチベット解放 中国、チベット開発に5兆円投資 鉄道やダム建設
バイデン氏の「お歳暮」演出、習近平氏が巧妙な時間稼ぎ 米中衝突 習政権 バイデン政権 習政権ウオッチ 中沢 克二 北米 中国・台湾 編集委員 コラム 2月17日 中国には春節(旧正月)の長い休みに際し、目上の人へご挨拶に伺う「拝年」という習慣がある。もちろん、何らかの手土産は欠かせない。日本式に考えれば「お歳暮」や「お年賀」である。国家主席の習近平(シー・ジンピン)らも旧正月を前に電話などで元国家主席の江沢民ら長老を慰問したと報じられた。 そして春節を翌日に控え、大みそかに当たる華やいだ11日、習と米大統領のジョー・バイデンの初めての電話協議がようやく実 バイデン氏の「お歳暮」演出、習近平氏が巧妙な時間稼ぎ
毛沢東の生誕127年と習氏の講話 北京ダイアリー(2020年10~12月) 北京ダイアリー 中国・台湾 12月28日更新 26日、北京の天安門広場には長蛇の列ができていた。広場の真ん中に建つ「毛主席記念堂」に向かう人びとの列だ。 この日は建国の父、毛沢東の生誕127周年だった。 記念堂には毛の遺体が安置されている。中華人民共和国を築いた英雄として、毛の人気はいまも絶大だ。ふだん午前中しか見学できない記念堂はこの日、午後も開放され、参観者の人波は終日、絶えなかった。 北京にはもう一つ、毛とゆかりの深い場所がある。秋の紅葉で有 毛沢東の生誕127年と習氏の講話 北京ダイアリー(2020年10~12月)
安川電機、市場が気をもむ中国「新型インフラ」の持続力 10月15日 秋の決算発表シーズンが始まり、主要製造業のトップバッターとなった安川電機。9日の2020年6~8月期決算発表では中国からの受注が前四半期比で落ち込み、翌営業日の株価は5%安となった。背景にあるのは中国政府が打ち出した「新型インフラ」政策を巡る株式市場の期待と懸念。安川電機の業績も中国次第の様相が強まっている。 「受注の弱さはネガティブサプライズだった」(SBI証券の諸田利春シニアアナリスト)。6 安川電機、市場が気をもむ中国「新型インフラ」の持続力
中国・三峡ダムの水位なぜ注目 決壊なら4億人被災も 習政権 中国・台湾 8月22日更新 【重慶=多部田俊輔】中国の長江中流にある世界最大級の三峡ダムで増水がピークを迎えた。大雨で警戒水位を大幅に上回ったが、21日にダムへの入水量は減少に転じた。三峡ダムはなぜ注目されるのか。ダムを巡る経緯や役割などをまとめた。 Q ダムの直近の状況は。 A ダムに流れ込む入水量は21日、前日比で約5%減った。ただ、下流の洪水を抑えるために放水も減らしており、ダムの水位上昇は続いている。23日から長江 中国・三峡ダムの水位なぜ注目 決壊なら4億人被災も
成長だけを追わなかった近代日本 「海洋史観」の洞察 8月15日 「歴史とは歴史家と歴史事実との尽きぬことを知らない対話」との一節は現在の自分にも強く影響している。 社会学系の書を熱心に読み始めたのは大学2年でした。歴史研究に興味を持つ学生仲間との読書会で最初に取り上げたのが、E・H・カーの『歴史とは何か』です。資料発掘で掘り起こされる「新事実」と、それに向き合いどう解釈するかを考え続ける歴史家との対話は尽きない。徹底した実証主義的歴史分析の姿勢が要約されています。 成長だけを追わなかった近代日本 「海洋史観」の洞察
「香港」語らぬ李首相 北京ダイアリー(2020年5月) 中国・台湾 7月13日 新型コロナ禍で異例ずくめだった全国人民代表大会(全人代)が28日、人民大会堂で閉幕した。世界が最も注目したのはもちろん 「香港」語らぬ李首相 北京ダイアリー(2020年5月)
創業者から中国とは縁 仕事人秘録 コラム(ビジネス) 4月9日 中国との縁は創業者からつながっている。 安川電機と中国の関わりをお話しします。2009年12月、副主席だった習近平氏が来日し、北九州市を訪れました。駐日大使だった方が当社を訪問先の一つに選んだようです。 当社の講堂にお連れした時です。「世界平和」と書かれた額を見て、お二人とも非常に驚かれました。「安川先生」「孫文」と書き添えられていたからです。実は創業者の安川敬一郎は中国の革命家、孫文が日本に亡 創業者から中国とは縁
香港デモ魂は既に広東へ、習主席も恐れる革命の揺籃 習政権 習政権ウオッチ 米中衝突 コラム(国際) 中国・台湾 11月12日 「(国家主席の)習近平(シー・ジンピン)は自信満々のはず。では何故、北京は香港の動きを『カラー革命』という大げさな言葉まで持ち出して恐れるのか。それは当然だ。香港と隣の広東省が100年前、中国革命の揺籃(ようらん)の地だった史実を皆、忘れている」 中国近現代史に詳しい知識人がつぶやいた。既に現役を退いたこの人物は広東、湖北という中国革命の引き金を引いた武装蜂起の拠点にも住んだ経験がある。 とはい 香港デモ魂は既に広東へ、習主席も恐れる革命の揺籃
「令和」も祝ったフランス料理(写真でみる永田町) 写真でみる永田町 コラム(政治) 政治 10月18日 東京・霞が関の官庁街の近くにある日比谷公園の中に、116年の歴史あるフランス料理店「日比谷松本楼」があります。「中国革命の父」と呼ばれる孫文もたびたび訪れるなど中国との深い結びつきもあります。2008年には当時の福田康夫首相が来日した胡錦濤国家主席を招いて夕食会を開きました。 胡氏が訪れたのは北京オリンピックの開催年で、五輪のシンボルマークと桜などをモチーフにしたデザートが振る舞われました。孫文 「令和」も祝ったフランス料理(写真でみる永田町)