東北被災地、かさ上げ造成の3割空き地 旧時代の復興が壁 東日本大震災10年 2月10日 「176平方メートル、795万円」「217平方メートル、990万円」――。岩手県大槌町の「空き地バンク」のサイトに載った町役場周辺の区画図に、売却・賃貸物件の赤い印が30個近く並んでいる。町は土地取得や住宅建設に200万円以上の補助金を出すが「住宅再建のニーズは一段落し、空き地はなかなか埋まらない」と担当者はこぼす。 2011年の東日本大震災で町の中心部は高さ10メートルを超す津波にのまれ、壊滅 東北被災地、かさ上げ造成の3割空き地 旧時代の復興が壁
虎ノ門はなぜ虎なのか 江戸を守る神獣の秘密 生活 8月2日 地下鉄の新駅開業や新たな商業施設のオープンなどで話題の東京・虎ノ門。地名に「虎」がつくのはなぜか。再開発の象徴である虎ノ門ヒルズの公式キャラクターが「白い虎」なのはなぜなのか。調べてみると、そこには江戸のまちづくりの思想が潜んでいた。 ■虎ノ門ヒルズの公式キャラ 「トラのもん」は白い虎 「ぼく、トラのもん」 東京都港区にある虎ノ門ヒルズ森タワーを訪れると、「白いドラえもん」が出迎えてくれた。よく見 虎ノ門はなぜ虎なのか 江戸を守る神獣の秘密
豪雨災害にどう向き合う(複眼) 久保田 啓介 斉藤 徹弥 時論・創論・複眼 7月16日 今年も豪雨が日本列島を襲った。2018年の西日本豪雨、19年の台風19号(東日本台風)と毎年のように続く災害は、多くの人がリスクが高い場所に住む日本の危うさを浮き彫りにした。危険を顧みずに開発が進んだ現実もある。まちづくりや減災をどう進めるべきか。各分野の専門家に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ■移転後の将来像示して 日本大学教授 大沢昌玄氏 川に面した地域の土地利用は、かつては堤防などの防御施設で守られるこ 豪雨災害にどう向き合う(複眼)
浸水リスク区域に住宅誘導 コンパクトシティーに課題 限界都市 鷺森 弘 経済 住建・不動産 地域総合 9月1日 西日本豪雨などで洪水被害が相次ぐ日本列島。天災への備えが一段と求められるなか、まちの集約計画を掲げる主要な自治体の約9割で、浸水リスクの高い地区にも居住を誘導していることが日本経済新聞の調べで分かった。こうした地区にはすでに住宅が集まっているケースもあり、都市の効率向上と災害対策を両立させる難しさが浮き彫りになった。まちづくりと防災対策を擦り合わせ、集約計画を再点検する必要がある。 全国でコンパ 浸水想定の地に住宅誘導 まち集約の自治体9割で