コロナ下の予算委29時間 答弁なしの閣僚も着席 新型コロナ 政治 2月5日 新型コロナウイルスの感染拡大を巡る緊急事態宣言発令下でも、衆参両院の予算委員会の基本的質疑で原則、全閣僚が出席する慣例は続く。質問は菅義偉首相や一部閣僚に集中する。答弁回数が極端に少ない閣僚も終日着席しており、3密回避の呼びかけと矛盾しかねない。 閣僚への質問機会の確保と感染対策をどう両立させるかは、引き続き国会運営の課題となる。 4日の衆院予算委は午前と午後で計7時間かけた。2021年度予算案 コロナ下の予算委29時間 答弁なしの閣僚も着席
歴代首相の演説、看板政策を反映 「所得倍増」「米百俵」 政治 1月18日更新 歴代首相は国会演説に自らの内閣がめざす看板政策や、それを推進するための故事を盛り込んできた。 たとえば池田勇人氏は1960年の演説で「今後10年以内に国民所得を2倍以上にすることを目標とする」と訴え、高度経済成長をなし遂げた。 竹下登氏は88年の所信表明演説で税制の抜本的改革を実現すると強調した。「この身命のすべてをささげ、国民の皆様の心を心として、これら重要課題の解決に取り組む」と語り、消費税 歴代首相の演説、看板政策を反映 「所得倍増」「米百俵」
緊急対策実現に2カ月 熟議の理念も壁 首相は陳謝 新型コロナ 政治 4月18日 政府・与党は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策を盛り込んだ2020年度補正予算案を20日に決める。個人への現金給付は5月以降となる。安倍晋三首相が取りまとめを指示したのは3月中旬。危機下でも執行まで2カ月ほどかかる背景には日本の民主主義の仕組みがある。 首相は17日の記者会見で「混乱は私自身の責任で国民に心からおわびしたい」と陳謝した。首相は減収世帯への30万円給付をやめ1人一律10 緊急対策実現に2カ月 熟議の理念も壁 首相は陳謝
重み増す「有権者の目」 質問、ネットで評価 双方向に 政治 2月12日 今国会で衆院予算委員会の質疑初日となった1月27日、7時間の質疑を終えた安倍晋三首相は苦笑しながら周囲に語った。「予算委なのに野党から予算の質問が来なかったね」 「質問がないなら成立ということですな」と返した麻生太郎財務相は「財務相なのに一度も答弁に立たずに7時間座りっぱなしとはなあ」と話した。 1月27~30日に2019年度補正予算案を審議した衆参両院の予算委では、首相主催の「桜を見る会」に関 重み増す「有権者の目」 質問、ネットで評価 双方向に
衆院事務総長に岡田氏が昇格 6月26日 衆院は26日の本会議で、向大野新治事務総長の退任を許可し、後任に岡田憲治事務次長を選任した。事務次長には矢尾板丈明委員部長が就いた。 岡田 憲治氏(おかだ・のりはる)89年(平元年)東大法卒、衆 衆院事務総長に岡田氏が昇格
「進次郎節」割れる評価 国会改革の百家争鳴 政治アカデメイア 統計不正 コラム(経済・金融) コラム(政治) 2月12日 4日の衆院予算委員会で6年ぶりの与党質問に立った自民党厚生労働部会長の小泉進次郎。厚労省の統計不正の責任追及は「与党なのに厳しい」との見方と、所詮は安倍晋三内閣を守るための「ガス抜き」だとの批判に割れた。定まらない評価が浮き彫りにするのは、与野党の思惑や小泉との距離感だけではない。「平成デモクラシー」後の国会のあるべき姿をどう描くか。基本イメージを当事者の議員たちが共有しきれていない。 小泉の質 「進次郎節」割れる評価 国会改革の百家争鳴
壁建設で考える米民主主義 向大野新治氏 私見卓見 2月5日 米国とメキシコとの「国境の壁」に関するニュースが盛んに報じられている。建設費用の予算計上を巡りトランプ米大統領と、民主党が多数を占める米議会下院が鋭く対立し、このあおりで一部の政府機関が一時閉鎖される事態となった。決着までにはなお曲折があるとみられ、最終的にはトランプ氏が非常事態宣言を発し、建設費用を計上することになると思われる。 それでも米国では我々が考えるほどの問題にはなっていない。歳出予算 壁建設で考える米民主主義 向大野新治氏
国会は何のためにあるのか 「立法府」という呪縛 政治アカデメイア コラム(経済・金融) コラム(政治) 12月4日 多数派の与党は生煮え審議で早期成立に前のめり。野党は少数派の限界を承知で反対を叫び、日程遅延闘争に明け暮れる。外国人労働者受け入れを増やす出入国管理法改正案を巡ってこんな攻防が続く国会。「唯一の立法機関」とする憲法の定めは重いが、権能は法案処理だけではない。自ら選んだ首相と内閣をどう統制し、時に協働を探るか。次の国政選挙に向けた与野党の対決構図をどう示すか。多角的な創意工夫が求められる。 ■「事後 国会は何のためにあるのか 「立法府」という呪縛
首相出席、3日に1回 森友・加計答弁多く 政治 7月25日 先の通常国会では国会改革が話題になった。自民党の若手議員の勉強会に参加した小泉進次郎筆頭副幹事長は「こんな議会を続けているのは地球上で日本だけではないか」と語った。問題にしたのは、欧米主要国に比べて日本の首相の国会出席が多いことだ。 先の国会で安倍晋三首相が衆参両院の本会議、委員会に出席した回数は70回だった。同じ日でも異なる会議に出た場合は複数回で数えた。これを土日も含む会期の日数(182日) 首相出席、3日に1回 森友・加計答弁多く
衆院事務総長に向大野氏を選任 6月20日 衆院は20日の本会議で、鬼塚誠事務総長の退任を許可し、後任に向大野新治事務次長を選任した。事務次長には岸本俊介庶務部長が昇格した。 向大野 新治氏(むこおおの・しんじ)81年(昭56年)東大法 衆院事務総長に向大野氏を選任