関西フィル、未来の巨匠に光 映画作曲家など登用 関西タイムライン 関西 5月15日 関西フィルハーモニー管弦楽団が現代音楽で新境地を開いている。不協和音の多い難解な現代音楽を演奏する他のオーケストラとは一線を画し、調性を守りメロディーを感じる作品を多く取り上げている。特に最近は日本人作曲家の新曲初演に積極的だ。現代音楽の難しいイメージを打ち破り、未来の名曲を関西から生み出したい考えだ。 巧みな緩急魅力 2月11日、大阪市のいずみホールで行われた「バレンタインコンサート」。京都市在 関西フィル、未来の巨匠に光 映画作曲家など登用
サックスの須川展也 金賞常連の吹奏楽指揮 7月15日 サクソフォン奏者の須川展也さんが吹奏楽団の指揮でも活躍している。2007年から常任指揮者を務めるヤマハ吹奏楽団(浜松市)は全日本吹奏楽コンクールで出場7回すべて金賞と連勝中だ。ソロでは坂本龍一さんに委嘱した新作を6月に世界初演した。日本サックス界の大御所に吹奏楽とソロ演奏の方向性を聞いた。 ■「出ると金賞」の吹奏楽団を指揮して7勝 ヤマハや河合楽器製作所などが本社を構える楽器産業の集積地、浜松で育 サックスの須川展也 金賞常連の吹奏楽指揮
上野耕平さん アドルフに告ぐ、我がサックス道 2月18日 サクソフォン(サックス)奏者の上野耕平さん(24)が、この楽器の発明者アドルフ・サックスの時代にまで遡り、源流から今を捉える演奏を続けている。ジャズやポップスのイメージが強い中で、古典から現代音楽までジャンルを超えるサックス演奏の可能性について聞いた。 ■発明者アドルフ・サックスの時代の古典作品 フランス国境に近いベルギーの古都ディナン。のどかに流れるムーズ川のほとりに教会のある町並みが広がり、そ 上野耕平さん アドルフに告ぐ、我がサックス道
N響首席ホルン奏者 福川伸陽さん、ソロに挑む 6月4日 NHK交響楽団の首席ホルン奏者、福川伸陽(ふくかわ・のぶあき)さんがソロ活動にも力を注いでいる。「ホルンのレパートリー拡大」を目標に掲げ、ホルン独奏のアルバムも発表。「技のデパート」と評される彼の演奏技術に引かれ、吉松隆、藤倉大、川島素晴ら著名作曲家がこぞって彼のホルンのための作品を書いている。福川さんにホルンの楽しみ方を聞いた。 N響首席ホルン奏者 福川伸陽さん ソロに挑む
田部京子さん、ロマン派ブラームスを弾き語る 3月19日 日本を代表する実力派ピアニスト、田部京子さんがドイツ音楽の深遠な森に分け入っている。2015年11月にベートーベンの後期三大ソナタのCDを出したほか、3月にはブラームスとベートーベンの作品を中心にしたリサイタルを開いた。リハーサルの日、得意のドイツ・ロマン派、ブラームスの魅力を弾いて語った。 田部京子さん ロマン派ブラームスを弾き語る