米国人はなぜ、ドラッカーを「忘れた」のか 日経ビジネス コラム 1月4日 日本やアジアでは不動の人気を誇る経営思想家、ピーター・ドラッカー。もともとは米国の経営学界でも重鎮だったドラッカーが、欧米の経営学界では全く顧みられなくなって久しい。 米国人はなぜ、ドラッカーを「忘れた」のかーー。 この問いを今回、早稲田大学商学部の三橋平教授にぶつけた。米国経営学界でそうそうたる受賞歴を持ち、日本人にはまれな「世界標準の経営学者」の一人である三橋教授は「1998年ごろが、米国経 米国人はなぜ、ドラッカーを「忘れた」のか
「知の巨人たち」 コトラーがドラッカーから得た学び 日経ビジネス コラム 12月30日 マーケティングの大家であるフィリップ・コトラー教授は、マネジメントの巨人、生前のピーター・ドラッカーと深い親交があった。その交流はコトラー教授に数多くの学びを与えてくれたという。 「ある時、ドイツ語なまりの英語を話す男性から電話があった。『ピーター・ドラッカーです』。ドラッカーからの電話だった。私はドラッカーの本をたくさん読んで、その洞察の深さに大きな敬意を抱いていたため大変驚いて、耳を澄ませた 「知の巨人たち」 コトラーがドラッカーから得た学び
断る勇気と集中で時間を増やせ 多忙な弁護士の仕事術 12月17日 本業をバリバリこなしつつ、副業や趣味、余暇を充実させている人がいる。本書『超多忙な弁護士が教える時間を増やす思考法』の著者、谷原誠氏もその一人だ。25人の弁護士を抱える法律事務所の代表パートナーを務めながら、法律専門書やビジネス書を年間4~5冊執筆。セミナー講師なども引き受けているのに、毎日7時間の睡眠時間を確保していると聞けば、その時間管理術に興味をそそられるだろう。 谷原氏が編み出した、時間を 断る勇気と集中で時間を増やせ 多忙な弁護士の仕事術
経営の神様・松下幸之助 その「奥の手」は謝罪だった 日経ビジネス コラム 12月17日 「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助氏が、岐路に立たされていた松下電器産業(現パナソニック)を救ったきっかけも「謝罪」だった。過去の謝罪を振り返りながら、「謝罪の心得」を解き明かす。 1964年。前回の東京五輪があったこの年は、創業102年のパナソニックの歴史でも特別な意味を持つ。静岡県の熱海温泉に全国170社の販売会社、代理店の社長を招いて開催した「熱海会談」。3日に及ぶ激論の末、松下電器産業創 経営の神様・松下幸之助 その「奥の手」は謝罪だった
春秋(12月9日) 春秋 12月9日 経営学者ピーター・ドラッカーは、「企業の目的は顧客の創造である」と説いた。人々の持つ潜在的な欲求に応えるモノやサービスを開発したとき需要が生まれる。が、顧客は自らの欲求に無自覚なこともある。彼らをいかに誘引し市場を開拓するのか、が重要という。 ▼このプロジェクトの成功を目の当たりにしてドラッカーの言葉が浮かんだ。探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った玉手箱が、きのう日本に帰って 春秋(12月9日)
分断の50年を越える経営 ソフトパワーにも注目を 中山 淳史 Deep Insight 本社コメンテーター 11月3日更新 現地時間の3日は米大統領選挙の投票日だ。 菅義偉首相は10月23日に政治リスク分析の米ユーラシア・グループ社長、イアン・ブレマー氏とテレビ会議をし、「勝者がどちらでも米中テック摩擦は長期化する」との指摘を聞いたという。 トランプ大統領、バイデン前副大統領の両候補は税、環境、エネルギー政策で違いが大きいというが、日本にとって影響が大きいのはやはり米中関係だ。 選挙後も両国のデカップリング(分断)は 分断の50年を越える経営 ソフトパワーにも注目を
価値創造という視点を持て DX実現の課題 経済教室 10月2日 DX(デジタルトランスフォーメーション)を導入するために何をすればよいか――このような質問を受けることが少なくない。取り組みレベルにより回答は異なるが、共通する課題として「DXが手段になってしまっている」と感じられることが多い。 価値創造という視点を持て DX実現の課題
星野リゾート、米国留学「プロの経営者」学ぶ 日経MJ 長野 信越 コラム(ビジネス) サービス・食品 10月2日 慶應大学では体育会のアイスホッケー部に所属し、4年生のときには主将を務めました。頭の中は常にホッケー。勉強した記憶はあまりありません。部を引退して家業を継ぐにあたり「少しは経営のことを勉強しなければ」と思い、米コーネル大学ホテル経営大学院に留学しました。 学校はニューヨーク州イサカという美しい町にありました。1学年50人のうち日本人留学生は私だけ。大量の本を英語で読まなければならず最初の頃は想像 星野リゾート、米国留学「プロの経営者」学ぶ
その利益、社会に役立つか ふるいにかけられる官民 パクスなき世界 9月9日 あなたの会社の存在意義は何ですか――。 「従業員に有給休暇を」「健康と安全を最優先せよ」。新型コロナウイルス禍を機に、19世紀の労働運動をほうふつとさせる声が強まっている。声の主は機関投資家だ。この声明には世界最大級のヘッジファンド、マン・グループなど330を超える投資家が署名。運用資産は計9.5兆ドル(約1010兆円)と世界全体の約1割に達する。 ドイツでは賃金の肩代わりなど政府支援を受けなが その利益、社会に役立つか ふるいにかけられる官民
小宮一慶「良い仕事」が売り上げや利益を作る スキルアップ塾 コラム(ビジネス) 9月6日 「良い仕事」についてお話を申し上げます。お客さまや世の中は、皆さんの会社に良い仕事をしてくれることを求めています。ですから私は経営のアドバイスをしている会社の経営者たちに対して、「良い仕事をすることに集中したほうがいいですよ」ということをよく申し上げています。 ■良い仕事に3つの定義 私は「良い仕事」というものに定義を持っていまして、3つあります。良い仕事というのは、1番はお客さまが喜ぶこと。2番 小宮一慶「良い仕事」が売り上げや利益を作る