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美しく座って「できる女」に 腰の負担軽減も

センスアップ

NIKKEI STYLE

オフィスでデスクワークをする女性の中には、腰や背中にコリや痛みを抱える人もいる。猫背でパソコンの画面をのぞき込む癖が付けば、見た目の印象も悪くなる。美しく座り「できる女」に見られたい。実践するにはどうすればよいか。

多くの働く女性を診察してきたKIZUカイロプラクティック(東京・中央)の木津直昭院長は「椅子に浅く座って前かがみになるのが女性にありがちな悪いポーズ」と指摘する。ただでさえ、立っている時に比べて座っている時は腰などに負担がかかりやすい。「悪い姿勢を続けていると、歩く時の姿勢も崩れてくる」という。

木津院長が勧めるのが、丹田(ヘソの下あたり)に重心を置く座り方だ。なるべく椅子に深く座り、少し足を開いて丹田を意識しながら背筋を伸ばす。そして足を閉じればきれいな姿勢になる。「腰の後ろにタオルなどを置いて、背もたれとの隙間を無くすことも効果的」(木津院長)。パソコン画面の位置が低過ぎると猫背になりがちなので、目線より5~10度低いくらいがちょうどいいようだ。

姿勢を良くするためのグッズを利用するのも手。東急ハンズ渋谷店(東京・渋谷)では椅子に敷くクッションなど約30アイテムがある。売れ筋は「バックジョイ」(4980円など)。やや硬い素材のシートが尻を包み込むように支え、腰への負担を減らす。緑や黄など鮮やかな色で見た目も華やか。「座布団とはひと味違うオシャレ感を出せる」(販売担当の坂本幸伸さん)のが人気の理由だという。

背もたれが付いたクッション「ピント」(1万2800円)は、柔らかい素材が特徴だ。太もも裏から背骨まで包む形状のシートで、座ると背筋がピンと伸びやすくなる。こちらも豊富なカラーバリエーションがある。

電動式でマッサージ機能が付いたクッションも5800円程度からある。カバーを着せ替えできるものもあり、洗濯して清潔に使える。黒やグレーなどの落ち着いた色を選べばオフィスで使っていても目立ちにくい。

座り心地はもちろん、デザインも大切。職場やデスクの雰囲気に合わせて使い分けたい。

[日本経済新聞朝刊女性面2013年11月30日付]

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