働く女性の体の悩み調査 5割以上が首・肩こりに問題

日々忙しく暮らしていると、夜更かしに運動不足、ストレス食い……。健康は気になるものの、ついおろそかになってしまいがち。そこで日経doors読者に、日常生活の中でどのような「体の悩み」を持ち、健康のためにどんな工夫をしているのかを調査しました。半数以上の人が首・肩こりに悩み、そのほかにも疲れや体の冷えに悩んでいる実態が浮き彫りになりました。詳しくみていきましょう。
日経doorsでは読者を対象に2019年12月26日~2020年1月29日までアンケートを実施。読者150人(平均年齢37.9歳)の皆さんが回答を寄せてくれました。
「快調」「やや快調」は半数以下
まず気になるのが、皆、自分の最近の体調をどう評価しているのかということ。すると「快調」「やや快調」と答えたのは合わせて45.4%と半数以下。その一方で、医師にかかっている持病・症状は「特にない」という回答が68.4%と半数を超えました。つまり「なんとなく調子が悪い、慢性的な疲労」を抱えている人が多いことが分かりました。

8割近くが睡眠不足を感じている
睡眠についても課題を抱えているようです。「いつも眠い」「ときどき眠い」と答えたのは読者の77.6%。読者の平均睡眠時間は6.4時間で、5時間睡眠の人も少なくなく、しっかり睡眠を取ることができていない人もいるようです。

では、より具体的な悩みに迫っていきましょう。
読者の体の悩み30位までを発表



半数以上の人が「首・肩こり」に悩んでいることが判明。34歳の女性(サービス業・経営)は「パソコン仕事なので、肩甲骨が硬く姿勢が悪いことが気になっています。 少しでも和らげるための、生活の仕方や寝方などのコツを知りたいです」と回答していました。
実は今回の調査結果にあわせて取材した女性医師の多くも座り仕事によって肩こりに悩まされているそう。そこでデスク作業中にできる運動や入浴法で肩こり解消に励んでいます。
顔のシミ・シワ・たるみはケアが大切
2位に挙がったのが「顔のシミ・シワ・たるみ」。回答者からは「毛穴を目立たせなくする方法が知りたい」「女医さんのシワ予防が知りたい」という声がありました。産婦人科医の宋美玄さんによると、入浴法や入浴後のオイル、ローションがカギとのこと。
6位に入ったのは、意外なあの悩み
3位は「疲れやすい」。内科医の児玉華子さんは寝る前に簡単にできるストレッチで解消しています。
4位は「冷え性」。特に体が冷える秋冬シーズン中を中心に、どんなに忙しくてもシャワーで済ませず、湯船につかることを重視する医師が多いようです。また、日常的に運動して血行を改善することが、冷え性の解消にもつながるようです。

5位は「ストレス」。ストレス解消には、入浴時間や運転する時間など、自分の時間を作ること、趣味を持つことが対策法となるようです。
そして6位は意外にも「白髪・薄毛」。若い女性でも髪の毛に関する悩みを持っている人が増えているそう。頭髪やアンチエンジング専門医の浜中聡子さんによると、秘訣は汚れを落としきること。シャンプーのやり方次第で大きく変わってくるようです。
(取材・文 飯泉 梓=日経doors編集部)
[日経doors 2020年2月3日付の掲載記事を基に再構成]
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