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インフル治療薬は48時間以内に 1日早く治る

NIKKEI STYLE

日経ヘルス

インフルエンザの治療薬には、タミフルなどの西洋薬と麻黄湯(まおうとう)などの漢方薬がある。「発症して48時間以内にタミフルなどの抗インフルエンザ薬を使うと、回復が24時間ほど早くなる」と国立がん研究センター中央病院感染症部の岩田敏(さとし)部長は話す。インフルエンザの回復には通常4、5日かかるが、これを1日前倒しできるわけだ。

麻黄湯にもタミフルとほぼ同等の効果があるが、体力があまりない人には不向き。そういう人は、寒気や微熱など、風邪のような症状を感じたら「桂枝湯(けいしとう)や葛根湯(かっこんとう)を早めにのむと、症状の悪化を防げる」と千葉大学医学部附属病院和漢診療科の並木隆雄教授は話す。インフルエンザは進行が速い。様子を見ているうちにみるみる悪化するので、体調の変化に気づいたら、すぐに手を打とう。

医療機関に行くと迅速診断検査でインフルエンザかどうかがわかるが、受診のタイミングが早すぎると結果が出ないことも。診断できるのは6割程度といわれている。病院に行かず、家で寝ているのも選択肢の一つかもしれない。やはり一番の薬は、しっかり休むことだろう。

乳酸菌で免疫力をアップ

ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌には、お腹の調子を整えるだけでなく、免疫力を高めて風邪やインフルエンザの予防に役立つものもある。

例えば「B240」という乳酸菌の場合、12週間の摂取により、粘膜で外敵の侵入を防ぐ免疫グロブリンA(IgA)が増加、風邪の予防効果が認められた。また乳酸菌1073R-1株では、免疫をつかさどるNK細胞の働きが高まるという。お腹の中からも、冬の体調管理に努めよう。

岩田敏さん
 国立がん研究センター中央病院感染症部部長、慶應義塾大学医学部特任教授。慶應義塾大学医学部を卒業後、同大小児科学教室に入局。国立病院機構東京医療センター小児科医長、慶應義塾大学医学部感染制御センター教授などを経て、2017年4月から現職。
並木隆雄さん
 千葉大学医学部附属病院和漢診療科教授。千葉大学医学部卒業。帝京大学附属市原病院心臓血管センター講師、千葉県立東金病院内科部長などを経て、2012年から現職。日本循環器学会専門医、日本東洋医学会認定漢方専門医。

(ライター 佐田節子、日経メディカル 古川湧 構成:日経ヘルス 羽田光)

[日経ヘルス2017年12月号の記事を再構成]

日経ヘルス 2018年 3 月号

著者 : 日経ヘルス編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 700円 (税込み)

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