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エブレンの上村社長「売上高で年率10%成長遂げる」

2020/6/29 18:50
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機械の制御などに使われる産業用コンピューターを設計、製造しているエブレンが29日、ジャスダックに上場した。初日は買い気配のまま取引が成立しなかった。気配値は公募・売り出し価格(公開価格、1350円)の2.3倍となる3105円まで切り上げた。同日の記者会見で、上村正人社長は「中期的には売上高ベースで年10%くらいの成長は遂げていきたい」と強調した。主なやりとりは次の通り。

記者会見するエブレンの上村正人社長(29日、東京・中央の東京証券取引所)

記者会見するエブレンの上村正人社長(29日、東京・中央の東京証券取引所)

――上場初日は初値が付きませんでした。

「大変高いご評価をいただいているようだ。株価というのは市場が決めるものだと考えているので、いずれにしても時間をおけば適正な価格に決まるのではないか。(値が付くのを)楽しみにしている」

――大手企業からはどのような技術力が評価されて取引につながっているとお考えですか。

「一般的なコンピューターとは違い、産業用は鉄道や通信、医療など用途が多岐にわたる。当社で手掛けているコンピューターは高温多湿や振動、電磁波など過酷な環境に耐えるように設計・製造してきた。40年にわたってひたすら取り組んできたこともあり、回路基板をつなぎ合わせたバックプレーンの伝送回路技術や、コンピューターの構造技術が評価されてご指名いただいていると考えている」

――今後の中長期的な成長戦略を教えてください。

「あらゆるモノがネットにつながる『IoT』や次世代通信規格『5G』の進展が見込まれることもあり、成長ドライバーは半導体関連になるだろう。取引先からはバラバラの部品を購入して自ら組み立てるよりは、なるべく完成品に近い形で部品や製品を仕入れたいという要求が強まっている。こうした要求に応えるべく、製品ユニットの供給体制を強化していきたい」

「当社は顧客の要求仕様に基づいて長期的な安定供給を前提とした受託設計、受託製造をビジネスモデルとしている。工業用コンピューターに絡む製品を作る会社は国内外に多いが、受託に特化している会社はあまりいないと思う。このビジネスモデルをしっかりと守って企業規模を拡大していきたい」

――売上高など経営指標面での中長期的な目標はありますか。

「中期的、3年くらいの期間でみると売上高ベースで10%くらいの成長は遂げていきたいということははっきりしている。10%くらいの成長については可能だろうし、そのくらいのことはやっていかないといけないと思っている。というのも、当社のビジネスではお客様と非常に長期的にお取引いただいている。そのため、利益を多めに確保することよりも、あくまでも適正価格をとることが戦略的に大事だと考えている」

(生田弦己)

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