東京商工リサーチ静岡支店が発表した2020年の倒産件数は前年比5件増の203件だった。19年にあった大型倒産がなくなった影響で負債総額は55%減の304億円と、1989年以降で2番目に少なかった。支店の担当者は「倒産は米中摩擦や消費増税の反動、新型コロナウイルスの影響で前半は増加したが、政府の資金支援によって後半は倒産が抑えられた」としている。
業種別ではサービス業他が65件で最多、そのうち飲食業は前年から倍増の22件だった。20年に発生したコロナ禍を理由とした倒産は、4月に発生した貸衣装のラビアンローゼ(浜松市)など30件だった。
12月単月の倒産件数は前年同月比7件増の19件、負債総額は95%減の19億4200万円だった。19年12月には静岡県沼津市の淡島でリゾートホテルを経営していたAWH(旧淡島ホテル)の倒産で、負債額が跳ね上がった経緯がある。
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