静岡県商工会連合会(静岡市)がまとめた2020年11月の小規模企業景気動向調査によると、景況感を示す業況DIはマイナス36.3と前月から4.6ポイント上昇した。宿泊業が全体をけん引し2カ月連続の改善となった。ただ足元では新型コロナウイルスの感染が急拡大しており先行きは見通せない。
内訳をみると、サービス業(マイナス48.0)が前月より18.7ポイント上昇した。国の観光需要喚起策「Go To トラベル」でホテル・旅館の稼働率が高まったことが景況感の改善につながった。「巣ごもり」需要も底堅く、小売業(マイナス32.4)も6.9ポイント上昇した。
製造業は自動車産業の持ち直しを受けて1.9ポイント改善した。一方で建設業は、ここにきて新築住宅の着工減が見られ8.8ポイント悪化した。
11月末基準で県内35商工会の経営指導員にアンケートして調べた。34商工会から回答を得た。
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