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技術者の再就職支援、静岡銀とスター精密が提携

地域金融
静岡
自動車・機械
2020/10/23 19:28
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静岡銀行スター精密は23日、技術者の再就職支援や人材交流で連携協定を結んだ。静岡銀の取引先の紹介を受けることで技術者のセカンドキャリアの選択肢を広げるとともに、県内企業の技術継承に生かす。今後は両社間での社員の出向や兼業など、他業種の知見を社内に取り入れる動きも見据える。

静岡銀行の本部

静岡銀行の本部

静岡銀は7月に人材紹介業の許認可を取得。行内の営業担当者らが、取引先の中堅・中小企業から人材に関わる悩みや相談を受けた場合に、具体的な求職者と引き合わせられるようになった。以降、パーソルキャリア(東京・千代田)やリクルートキャリアコンサルティング(同)などと相次いで協業している。

スター精密は、人材系以外の事業会社としては初めての連携となる。より具体的な求職者と引き合わせられると見込む。

記者会見した静岡銀行の大橋弘常務執行役員(左)とスター精密の山梨正人上席執行役員(23日、静岡市)

記者会見した静岡銀行の大橋弘常務執行役員(左)とスター精密の山梨正人上席執行役員(23日、静岡市)

スター精密には40~50代の技術者を対象に転身のための支援金を出したり、人材関連企業のサービスを提供したりする転身支援制度がある。この数年は年20人程度が利用し、多くが県内企業に転職していた。

一方で生産拠点のグローバル化もあり、スター精密の地盤である県中部の周辺企業との取引は縮小傾向にある。そのため、転身先としていた企業との関係づくりが難しくなっていたという。今後は静岡銀の人材紹介事業も活用していく。

静岡銀とスター精密は今後、両社間で兼業する人材の輩出も視野に提携を進める考えだ。静岡銀は2019年秋から順次副業を解禁している。3月からはフリマアプリのメルカリの社員を副業で雇い入れ、採用でのSNSの活用や行員の成果管理の企画に加えた。一方、行員が他の企業で副業する例はなかった。

静岡銀は技術力のある地元企業と人材交流で連携し、目利き力も高める狙い。専門的な知見を持った人材と行員とのつながりをつくり、技術力や販路といった、現在の財務指標には反映されていない企業の将来の収益力を分析した「事業性評価」の精度を高める狙い。コンサルティング機能を強化できると期待する。

地銀に対し、地域企業の人手不足や事業承継など「人」に関連する課題解決の一助となるよう求める動きは強まっている。18年の規制緩和で銀行の人材紹介業が解禁されたほか、21日の金融庁の金融審議会「銀行制度等ワーキング・グループ」でも、銀行の子会社による地域の高度人材派遣や、行員による高齢者見守りサービスができないかとの提案が出たばかりだ。

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