工具通販大手のMonotaROが2日発表した2022年12月期連結決算は、純利益が前の期に比べ6%増の186億円だった。13年連続で過去最高を更新した。主力の通販サイト「モノタロウ」は法人顧客が増加し、製造業向けの資材販売が伸びた。円安などで原材料価格が高騰したが、価格転嫁を進めたことも奏功した。
売上高は前の期比19%増の2259億円、営業利益は同9%増の262億円だった。自社サイトを検索エンジンで見つけやすくする技術やネット広告の積極出稿で新規顧客を開拓し、22年12月末の登録口座数は800万と1年前に比べ18%増えた。
23年12月期は売上高が前期比17%増の2651億円、純利益が22%増の227億円になる見通し。また同日、全社員を対象に賃上げを実施することも明かした。ベースアップと評価制度の見直しで、正社員は1人当たり平均で約7%の賃上げになる。
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