人工知能(AI)開発のプリファード・ネットワークス(東京・千代田)とイラスト投稿サイトを運営するピクシブ(東京・渋谷)が連携する。ピクシブが作ったイラストデータなどをプリファードのAIの機械学習に活用し、タブレットなどに描いた絵に自動で効率よく着色できる使い勝手の良い新モデルの開発に取り組む。
プリファードはデジタル線画に自動で色をつけるサービス「Paints Chainer(ペインツ・チェイナー)」を2017年1月に始めている。新モデルはこれを上回る機能の実現を目指す。さらにサービス利用を広く呼びかける体制が十分ではなかったとみて、今後はピクシブがペインツ・チェイナーの運営を担って利用者数の拡大を目指す。
ペインツ・チェイナーの機能を利用する人は絵を描くことが好きな10~20代の男女や、SNS(交流サイト)でのコミュニケーションに積極的な女性が多い。プリファードとピクシブは連携を通じ、より簡単にイラストを作れる新たなサービスや事業を開発していく方針。これにより、イラスト制作を楽しむ人の裾野を広げることを目指す。
(山田彩未)
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