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「百花」川村さんに監督賞 スペイン映画祭、日本人初

社会・調査
文化
2022/9/25 16:05
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サンセバスチャン国際映画祭で監督賞を受賞した川村元気監督(24日、スペイン・サンセバスチャン)=ロイター・共同

サンセバスチャン国際映画祭で監督賞を受賞した川村元気監督(24日、スペイン・サンセバスチャン)=ロイター・共同

【サンセバスチャン=共同】スペイン北部サンセバスチャンで24日、第70回サンセバスチャン国際映画祭の授賞式が開かれ、コンペティション部門で「百花」の川村元気監督(43)が監督賞を受賞した。日本人の同賞受賞は初めて。

「百花」は川村さんの初の長編監督作品。小説家でもある川村さんが自身の同名著書を映画化した。認知症を患い記憶を失っていく母と、介護をしながら思い出をよみがえらせる息子の姿を描く。小説は川村さんの祖母が認知症となったことをきっかけに執筆された。

授賞式のあいさつで川村さんは出演者やスタッフに謝意を示した上で「この喜びを天国のおばあちゃんに報告したい」と述べ、拍手を浴びた。

映画は原田美枝子さんと菅田将暉さんが主演し、日本では今月9日に公開された。

川村さんは大学卒業後、東宝に入社。映画「告白」「悪人」「君の名は。」などの製作者としてキャリアを積んだ。小説家としては2012年に「世界から猫が消えたなら」でデビューした。

サンセバスチャン映画祭は欧州でカンヌ、ベネチア、ベルリンの三大国際映画祭に次ぐ水準の知名度を持つ。今回、コンペティション部門は17作品で競われた。最高賞はコロンビア出身のラウラ・モラ監督の「ザ・キングズ・オブ・ザ・ワールド(英題)」。

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