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手塚治虫リメーク原稿公開 藤子不二雄Ⓐさんが保管

社会・調査
2022/8/17 21:15
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「魔法屋敷」の復刻版(左)と、作品をリメークした手塚治虫の直筆の原稿。吹き出しの形や脚立の段数、ヒゲタ博士の描写などが変わっている(17日、埼玉県新座市、ⓒ手塚プロダクション)=共同

「魔法屋敷」の復刻版(左)と、作品をリメークした手塚治虫の直筆の原稿。吹き出しの形や脚立の段数、ヒゲタ博士の描写などが変わっている(17日、埼玉県新座市、ⓒ手塚プロダクション)=共同

漫画家、手塚治虫が自身の初期作「魔法屋敷」(1948年)をリメークした直筆原稿など60点以上を、今年4月に死去した漫画家、藤子不二雄Ⓐさんが保管していたことが分かり、手塚プロダクションが17日公開した。

「魔法屋敷」は単行本デビュー作「新宝島」(47年)の翌年に出版された科学と魔法の対決を描く約160ページの長編漫画。当時は写真製版が普及しておらず、職人が原稿を複写する「描き版」で出版された。手塚は元の線が正確に再現されていないことにたびたび不満を漏らしていた。

リメーク原稿は40ページ。キャラクターの表情や動きが美しい線で生き生きと描かれ、吹き出しの形がよりシンプルになるなど工夫の跡が見られる。もともとのオリジナル原稿は見つかっておらず、資料室の田中創さんは「写真製版で出版する話が出て、描き直したのではないか。未公表の原稿がこれほどのボリュームで見つかるのは初めて」と話している。

手塚は未使用の原稿を後進の漫画家らによく贈呈しており、今回の原稿も藤子Ⓐさんと藤子・F・不二雄さん(96年死去)に贈ったとみられる。

原稿は、他の作品のこまと一緒にファイルにまとめられ、その中には藤子Ⓐさんの自伝的作品「まんが道」にも登場する手塚から贈られた原稿の現物もあった。

藤子Ⓐさんのめいで藤子スタジオ代表取締役の松野いづみさんによると、藤子Ⓐさんはファイルを傍らに置き、折に触れて見ていたという。ファイルは6月末、松野さんが手塚の長女、るみ子さんに返却した。〔共同〕

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