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米動画視聴時間、ネット配信最長に Netflixなど増加

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ネット・IT
北米
テック
2022/8/19 9:25
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インターネット動画配信サービスをめぐる競争が激化する一方、全体としては視聴時間を伸ばしている

インターネット動画配信サービスをめぐる競争が激化する一方、全体としては視聴時間を伸ばしている

【シリコンバレー=奥平和行】米国で米ネットフリックスなどインターネット動画配信サービスの視聴時間がCATVを初めて上回ったことが18日、明らかになった。米調査会社のニールセンによると、7月の総視聴時間に占めるシェアは34.8%に達し、CATVを0.4ポイント上回って最長になった。視聴行動の変化は関連企業の戦略にも影響を与えそうだ。

ニールセンの18日の発表によると、7月の米国におけるテレビ視聴時間のうち、ネット配信の占める割合は前年同月より6.5ポイント、6月との比較でも1.1ポイント上昇した。一方、CATVは前年同月比3.3ポイント低下の34.4%にとどまり、初の逆転を許した。地上波放送は2.2ポイント低下の21.6%だった。

ネットフリックスは5月下旬に人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」の第4シリーズの放映を始め、視聴時間の増加につなげた。同社は4~6月期まで2四半期連続で会員数を減らすなど新型コロナウイルスの流行に伴う「巣ごもり消費」の反動減などに苦しんでいるが、独自コンテンツを軸に視聴者をつなぎとめる戦略が一定の効果を上げている。

同社は前月比0.3ポイント上昇の8%のシェアを獲得してネット配信の首位だったほか、米グーグルの「ユーチューブ」(7.3%)、米ウォルト・ディズニーと米コムキャストが共同で運営する「Hulu(フールー)」(3.6%)が続いた。

一方、米国で長年にわたって動画視聴の手段として主役の座を占めてきたCATVは苦戦が目立つ。契約をやめる「コードカッティング」の広がりを改めて印象づけた格好だ。7月はCATVの有力コンテンツであるスポーツ中継の「端境期」にあたるほか、ニールセンは前年同月に東京五輪が始まったことの反動も出たと分析している。

ただ、CATVを下支えしてきたスポーツ中継にもネット配信の波が押し寄せている。米アップルは今年から、「アップルTV+(プラス)」を通じて毎週金曜日に米大リーグの試合を放映している。米アマゾン・ドット・コムも9月から、「アマゾン・プライム・ビデオ」で毎週木曜日に米プロフットボールNFLの試合を配信する予定だ。

米IT(情報技術)大手をはじめとする投資余力の大きい企業がこぞってスポーツの放映に力を入れ始めたことを背景に、放映権料は世界的に上昇基調にある。コスト増によりスポーツ放映事業の収益性が低下する懸念も高まってきた。

アクティビスト(物言う株主)として知られる米サード・ポイントは今週、ディズニーに対してCATV局にスポーツ番組を配信してきたESPNの分離を要求した。一方でフールーの運営会社を早期に完全子会社化して傘下のネット配信事業を集約することを求めるなど、視聴行動の変化に合わせて事業を見直すことを求めている。

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