女用心棒が皇子を守る「精霊の守(も)り人」や母を亡くした少女と王獣のつながりを描いた「獣の奏者」といった著作で知られる。3月に刊行した長編小説「香君(こうくん)」は、香りを介して人間と植物がつながる壮大な物語に仕立てた。
舞台は、香りで万象を知る「香君」を頂くウマール帝国。その辺境の属国から来た少女アイシャは、草木や花が発する香りを「声」として感じる優れた嗅覚を持っている。「植物は言葉や声を持た…
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