カロミルは撮影した画像から商品を把握し、栄養素を自動で記録する
ハウス食品グループ本社は29日、健康管理アプリ開発のライフログテクノロジー(東京・中央)に出資し、業務提携すると発表した。ユーザー数180万人のアプリ「カロミル」で収集した喫食データを活用し、健康を軸にした商品開発につなげる。
ハウス食品がSBIインベストメント(東京・港)と共同で1月に立ち上げた50億円規模のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「ハウス食品グループイノベーション2号ファンド」の枠組みを活用する。出資額は明らかにしていない。
ライフログテクノロジーは2016年創業。カロミルはスマートフォンで市販の食品などを撮影すると、カロリーやたんぱく質量などの栄養素を自動で記録できる。人工知能(AI)の画像認識技術を使って約3万3000品目を識別することが可能で、記録を続ければAIによる健康アドバイスを受けられる。
ハウス食品はカロミルに蓄積された億単位の喫食データをもとに、新たなマーケティング戦略の立案や健康関連商品の開発を目指す。ライフログテクノロジー代表取締役最高経営責任者(CEO)の棚橋繁行氏は「(カロミルを)普段から接しているハウスの商品と一緒に使うことで、気づいたら健康が自分事となるような取り組みを実現したい」と期待する。
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