株式で運用する投資信託を対象に3カ月リターンをランキングした。ファンドの運用成績は世界各国の中央銀行がかじ取りする金融政策に左右された。
1位は「トルコ株式オープン(愛称:メルハバ)」で3カ月リターンは52.96%だった。世界の中銀がインフレ抑制で利上げを実施するなか、トルコ中銀による利下げを受けてインフレヘッジ目的の資金が株式に流入した。2位は「ブラックロック・ゴールド・メタル・オープンAコース」。カナダやオーストラリアなどで金の採掘や精錬を行う金鉱企業に投資している。米欧中銀の利上げペース鈍化を背景に金価格が持ち直したことが追い風になった。
一方、3位と4位には金融関連株に投資するテーマ型が入った。4位の「ダイワ金融新時代ファンド」は、日本の金融ビジネス拡大で成長が期待できる企業に投資する。日銀による金融緩和策の修正で国内金利が上昇し、銀行・保険業の利ざや改善期待から買いが集まった。
(QUICK資産運用研究所 戸崎志賀)
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