国際金融拠点の誘致を目指す産官学の組織「TEAM FUKUOKA(チーム福岡)」は4日、福岡市内のホテルで2回目の幹事会を開き、誘致の方向性や課題を取りまとめた。資産運用業やフィンテック、BCP(事業継続計画)対応業務を重点的に誘致する方針を共有した。また、制度や受け入れ環境の整備について12項目の課題が示された。
幹事会では、福岡の特色を生かした誘致策が話し合われた。アジア圏に近い立地や理系人材の多さ、非化石電源比率が高く環境に優しいといった点に優位性があると分析した。その上で、主に資産運用会社や金融系ベンチャー、事業のバックアップ拠点を誘致する方向性が決まった。
一方で英語対応を専門とする弁護士の不足や、外国人に対応した居住環境の確保、福岡空港の国際路線の機能強化といった課題も挙げられた。今後は固まった方向性に沿って、誘致の具体策を練っていく。
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