【メキシコシティ=宮本英威】メキシコのロペスオブラドール大統領は2日、アルフォンソ・ロモ大統領府長官が退任すると発表した。企業経営者から政府に転じ、民間企業とのつなぎ役を果たしてきたが、最近は政権批判ともとれる発言があった。
ロペスオブラドール氏はツイッターへの投稿で「もともと2年の取り決めで、期間は終了した」と、退任の理由を説明した。
ただ、ロモ氏は11月19日のイベントで、今年の実質経済成長率が「マイナス9%になりかねないにもかかわらず、政府はプラス9%のように振る舞っている」と述べ、話題になっていた。
ロモ氏はたばこ会社や保険会社を経営してきた。2017年1月から、ロペスオブラドール氏の政権構想に関与した。18年7月の大統領選挙勝利を受け、同12月の政権発足時から長官を務めてきた。
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