パーク24子会社のタイムズモビリティはカーシェアリングの車両を企業の専用車として利用できる法人向けサービスを始めた。車両はあらかじめ指定の場所に配置。顧客は車両を取りに行く手間を省きながら、指定日に確実に利用できるようになる。コスト削減とリース契約に似た利便性を両立できる手段として幅広い企業に売り込む。
同社が運営するレンタカー店舗のスタッフが、事前に契約した曜日に車両を顧客企業の駐車場に届ける。顧客が使わない日は一般向けにレンタカー車両として貸し出す。
同社は利用料金の精算に使う「タイムズビジネスカード」を発行する。通常のカーシェアと同様にウェブで予約すると車を利用できる。カードの契約料は1枚あたり660円。利用料金は15分220円から。料金は実際に利用した時間で計算する。
企業は営業などで使う社有車をリース契約するケースが多く、車の維持管理の手間や経費がかかっている。カーシェアはこうしたコストを削減できるものの、これまでは企業が集積する都心部などで予約がとりにくく、使いたいときに車両が手に入らないという課題があった。
配車型のカーシェアに移行することでリースのような利便性を確保できる。同社としても安定収益が見込める。
資源・エネルギー素材機械・エレクトロニクス輸送機器食品 |
生活医療医薬・バイオ建設・不動産商社・卸売小売外食・飲食サービス |
金融物流・運輸情報・通信・広告サービス |
日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。