千葉銀行が8日発表した2022年4〜12月期決算で、本業のもうけを示す単体のコア業務純益は前年同期比21%増の726億円だった。資金利益と役務取引等利益が増加した。
資金利益は6%増の1075億円、役務取引等利益は7%増の208億円だった。法人向け手数料などが伸びた。物件費などを削減し、経費は4%減の613億円となった。「米国の利上げによる外債価格の低下を受けて、損切りを実施した」(担当者)とし、国債等債券損益では160億円の損失を計上した。
貸出金残高(12月末時点)は、4%増の12兆409億円。事業者向けの貸し出しが伸びた。「新型コロナウイルスの影響がなくなり、平常に戻りつつある。設備投資も順調」(担当者)という。与信関連費用は33億円の戻り益となった。
連結純利益は7%増の485億円だった。通期の業績予想は据え置いた。
3月末に創立80周年を迎えることを記念し、2円の記念配当を実施することも発表。年間配当金は中間配当と合わせて28円に増配となる見込み。
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