長野県安曇野市でワサビ農場を運営する大王(同)は、農場内の3つの飲食店を4月16日に開業する。既存施設を改装し、ワサビなどの地域食材を生かしたレストランやデッキテラスのあるカフェなどを整備する。新型コロナウイルス禍で来場者が落ち込んでおり、施設の魅力を高めて地元住民の利用拡大にもつなげる。
農場内には国内有数のワサビ田が広がる
湧水で炊いたごはんや味噌汁を提供する施設のほか、ワサビと相性の良い肉料理を提供するレストランなどを開く。カフェは午前8時から営業する。これまで観光バスで訪れる団体客用だった食事スペースでも、予約制で一般客への料理の提供を始める。
国内有数のワサビ田がある大王わさび農場は国内外の観光客からの人気も高く、かつては年間100万人を超える来場者があった。しかし、新型コロナ禍を受けて2020年度は25万人程度にとどまったという。
今後は地元農家と連携して新鮮な食材を販売するマルシェも定期的に開催。飲食店の刷新や地域とのつながりの強化などにより、来場者の回復を目指す。
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