昭和電工は30日、日本マクドナルドと川崎市と連携し、廃プラスチックから化学品を作る「ケミカルリサイクル」の実証事業を始めると発表した。川崎市内のマクドナルド8店舗から排出されたストローなどの廃プラを分解して水素を作り、電動バイクのエネルギー源にする。12月1日から1カ月間の実証で、二酸化炭素(CO2)の削減効果や効率的な回収方法を検証する。
昭和電工の川崎事業所(川崎市)内のプラントにマクドナルドの廃プラを持ち込む。プラントでは廃プラを高温にしてガス化し、水素や二酸化炭素(CO2)に分解してアンモニアなどの原料にしている。
国内では廃プラは半分以上が焼却処理されており、焼却時にCO2を排出する。一方、ケミカルリサイクルは焼却処理よりもエネルギーの利用効率が高く、CO2を素材として有効利用できることから注目が集まっている。
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