日本フードサービス協会(東京・港)が25日発表した10月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比5.7%減となった。8カ月連続で前年を下回った。新型コロナウイルスの感染拡大が10月は落ち着いた状況だった。自粛緩和ムードや飲食消費回復に向けた政府の支援策を背景に、減少率は9月(14.0%減)から縮小した。
ファストフード業態の売上高は1.8%増だった。このうち「洋風」はドライブスルーによるテークアウトや宅配需要、キャンペーン効果を追い風に9.1%増となった。「和風」は高単価の季節メニューや新商品が好調だったことで1.4%増。一方で「麺類」は9.1%減、「持ち帰り米飯・回転寿司」は4.1%減となった。
ファミリーレストラン業態は、客足には回復傾向がみられるものの売上高は8.7%減となった。低調だったのが「洋風」で14.7%減だった。他方、「焼き肉」は8.7%増と好調だった。
パブ・居酒屋業態は36.3%減だった。法人の大規模宴会需要に回復の兆しがみられず、苦戦が続いた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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