空飛ぶクルマの飛行を想定した運航管理の実証実験(26日、大阪市住之江区)
三井物産や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは26日、「空飛ぶクルマ」やヘリコプターなどの運航情報を一元管理する管制システムの実証実験を大阪府内で実施した。2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)での実用化が期待される空飛ぶクルマと、ヘリコプターやドローンなどとの衝突を防ぐ仕組みづくりに役立てる。
JAXAが運用しているヘリコプター制御システムを応用した。空飛ぶクルマに見立てたヘリコプターの行き先を夢洲(ゆめしま)から舞洲(まいしま)に急きょ変更。舞洲付近で飛行していたドローンやヘリコプターに退避命令を出し、離着陸場の気象条件やドローンなどの運航情報をリアルタイムで把握しながら無事着陸させた。
実験は2022年に続き2度目。「万博までにもう一度実施したい」(三井物産)としている。空飛ぶクルマの運航では、混雑する低空域での衝突を防ぐため、ヘリコプターやドローンなどの運航情報と合わせて一体管理するシステムの構築が不可欠となっている。
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