AIによる自動運転で目標値に近い安定的な運転をする
NTTコミュニケーションズ(コム)と横河ソリューションサービスは30日、人工知能(AI)を活用した化学プラントの自動運転サービスの提供を始めると発表した。化学プラントの運用においては、運転員により操作にばらつきがあるほか、労働力人口の減少で運転員の確保などに課題がある。手動の操作を削減することで、安定的なプラントの運用につなげる。
2月から提供を始める。センサーで取得した温度や圧力、熟練の運転員の過去の操作履歴などをAIが学習し、自動でプラントを運転する。横河ソリューションサービスが企画・販売し、NTTコムがサービスの開発や保守、運用を担う。
JNC石油化学(東京・千代田)の製造所での実証実験では、AIによる自動運転が運転員の操作時と比べ、最適な運転かどうかを測る指標値が目標値の近くで安定したという。運転が安定することで、余分な材料の発生などのコスト削減が期待されるとしている。
すでに6社への導入を予定している。23年度をメドに数十社への導入を目指す。今回のサービスを活用し、農業や漁業など他の業種への導入も視野に入れる。
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