阪和興業がまとめた輸入鋼材3品種(厚鋼板、熱延コイル、冷延コイル)の2022年12月末時点の岸壁在庫は、東京地区と大阪地区の合計が16万3千トンだった。22年11月末に比べ7千トン(4.1%)少ない。2カ月連続で前月を下回った。
前年同月比では2万トン(14.0%)多く、在庫量は依然として高水準だ。
東京地区の岸壁在庫は8万4千トンと前月比横ばいだった。自動車向けや店売り(一般流通)向けを中心に部分的に出庫が進んだ。岸壁在庫が積み上がり、置き場不足が続いているため、倉庫を管理している仲介事業者が出荷を促進している。
阪和興業の担当者は「岸壁在庫は置き場不足で大幅に増えないとみている。ただ海外市況が下がっていた22年末に契約した輸入材が入着する見込みで、洋上の滞船解消には時間を要しそうだ」とみる。
春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料!
資源・エネルギー素材機械・エレクトロニクス輸送機器食品 |
生活医療医薬・バイオ建設・不動産商社・卸売小売外食・飲食サービス |
金融物流・運輸情報・通信・広告サービス |