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アイシンは3日、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比58%減の600億円になりそうだと発表した。従来予想(5%減の1350億円)から750億円の下方修正となる。新型コロナウイルスの感染拡大や半導体不足で車メーカーの生産が不安定になっており、部品販売が想定を下回ると見込む。
通期の売上高は11%増の4兆3500億円、営業利益は51%減の900億円と、それぞれ2000億円、1000億円引き下げた。自動変速機(AT)などの主力製品の販売台数は930万台と、前回見通しより70万台引き下げた。
3日にオンラインで記者会見した伊藤慎太郎副社長は「半導体不足や原材料の価格高騰など、足元の事業環境は本当に厳しい」と話した。増収減益となっている点については「増加部分は為替影響による上乗せで、正味の売り上げは落ちている」と説明した。午後1時の業績修正発表直後、アイシンの株価は一時3%下落した。
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