静岡労働局が1日発表した5月の静岡県の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.01ポイント上回る1.28倍だった。5カ月連続で前月を上回った。主力の製造業の求人が堅調だったほか、観光需要の回復に伴い小売業や宿泊業が引き続き伸びた。有効求職者数(同)は5カ月ぶりに前月を上回った。
雇用の先行指標とされる新規求人倍率(同)は前月から0.02ポイント下降し2.25倍だった。新規求人数は2万2395人と前年同月から16%増えた。業種別には宿泊業が45%、卸売業・小売業が21%増えるなど非製造業の求人の回復が目立った。
静岡労働局は今後の見通しについて「原材料価格やエネルギー価格の高騰が経営に及ぼしているといった声が企業から寄せられている。現時点の影響はないが注視が必要」とした。
資源・エネルギー素材機械・エレクトロニクス輸送機器食品 |
生活医療医薬・バイオ建設・不動産商社・卸売小売外食・飲食サービス |
金融物流・運輸情報・通信・広告サービス |