プラスチック漆器の製造・販売会社、たつみや（石川県加賀市）は野球チームのユニホーム姿の弁当箱をオーダーメードで制作するサービスを年内に始める。ユニホームの画像や選手の背番号、名前などのデータを送ると、人形の形をした商品に仕上げる。小学生のチームなどの記念品の需要を見込む。

ユニホームの画像データなどから弁当箱をつくる

2段の弁当箱で、帽子の部分は、お椀（わん）として使うことができる。幅10センチメートル、高さ13センチメートル。電子レンジや食器洗い機にも対応する。1チーム9体以上から受注する予定で、価格は9体で8万円程度の予定だ。受注から1カ月程度で発送する。

同社は、こけし人形のような弁当箱が主力商品で、これを応用した。サービス開始に備え、小ロットでも対応できる生産体制を整えた。同社は「野球を手始めに、サッカーやバスケットボールなどチームスポーツのお弁当箱のオリジナル制作サービスにも取り組みたい」としている。