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「買収王」レンゴーが社長交代 20年間で売り上げ倍増
課題は海外

2020/2/20 19:27
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レンゴーは大坪清氏(右)の下で事業規模を拡大してきた(20日)

レンゴーは大坪清氏(右)の下で事業規模を拡大してきた(20日)

段ボール国内最大手のレンゴーは20日、20年ぶりの社長交代を発表した。代表権のある会長兼最高経営責任者(CEO)に就く大坪清氏は社長在任中にM&A(合併・買収)などで連結売上高を約2倍に高めた。今後は社長兼最高執行責任者(COO)に就く川本洋祐取締役と組み、海外事業の一層の拡大が課題となる。

「就任時の売上高は3000億円規模だったが、いまは7000億円の総合パッケージ会社だ」。同日、大阪市内での記者会見で大坪氏は在任期間を振り返った。同氏は1962年に住友商事に入社し、紙パルプを担当。レンゴーと合併する板紙会社のセッツに派遣されて紙パ業界を学んだ。

2000年6月にレンゴーの社長に就任。国内では経営に困った中小メーカーの「駆け込み寺」として存在感を高めた。海外では16年に中国に事業基盤を持つトライウォールホールディングスなどを買収。「段ボール一筋だった会社」(大坪氏)を、食品用フィルムや自動車部品向けなども手掛ける会社に成長させた。19年3月期の連結売上高は6531億円と、00年3月期の1.8倍。1%未満だった海外売上高比率も約11%となり「連携の話が世界から来る」という。

19年に300億円強で買収した独トライコーパッケージング&ロジスティクスもそう。この買収交渉に現地に飛んだのが川本氏。海外研修制度の1期生として米国で学んだ後にマレーシアなどでも経験を積んだ国際派だ。パッケージング部門と海外事業を担当し「海外展開の加速が課題であり、(成長への)可能性」(川本氏)とみる。段ボールを使う通信販売は活況でも、国内市場の先行きは不透明だからだ。

もっともライバルの王子ホールディングスの海外売上高比率は約3割に達する。大坪氏が交代を打診したのは19年12月。「対応の素早さや先見性」を評価したから。買収による陣取り合戦の様相を呈する業界でさらに存在感を高めるにはその両方が早速求められる。

(大阪経済部 横山龍太郎)

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