中部電力と鈴与商事は19日、静岡県御前崎港でのバイオマス発電事業に出資すると発表した。同発電事業は出力7万4950キロワットで、発電電力量は一般家庭約17万世帯分に相当する。2021年4月に着工し、23年7月から運転を始める。中部電力は発電した電力を全量買い取り、電源の多様化を進める。鈴与商事は再生可能エネルギー発電事業を拡大する狙い。
再生可能エネルギー発電を手掛けるレノバが設立した合同会社御前崎港バイオマスエナジー(東京・中央)に対し、中部電力が34%、鈴与商事が10%ずつ出資するほか、レノバが38%、三菱電機クレジット(東京・品川)が18%を出資する。
発電設備は御前崎市と牧之原市に設置し、木質ペレットとパームヤシ殻を燃焼させて発電する。二酸化炭素(CO2)を排出するが、植物などが大気中から吸収したCO2のため環境に与える負荷は小さいとされる。
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