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生産設備の「外れ値」検出ソフト 多品種ラインに向く

2019/8/7 13:30
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日経クロステック

東京エレクトロンデバイスは6日、製造業向けに生産設備の異常を監視するソフトウエア「CX-W」の販売を始めた。複数項目ある正常時のデータを取り込むと、人工知能(AI)がデータ間の相関関係を学習して「外れ値」を異常として知らせてくれる。学習データの収集期間が限られる多品種ラインの予知保全に向くという。

「CX-W」の概要(出所:東京エレクトロンデバイス)

「CX-W」の概要(出所:東京エレクトロンデバイス)

まず、CX-Wは設備のデータをCSVやJSON(ジェイソン)などの形式で取り込む。外れ値の検出に使うのは「アイソレーションフォレスト」と呼ばれるアルゴリズムだ。正常時の学習は1時間あれば済む。異常と正常を判定するしきい値も自動で導く。学習後、CX-Wはデータ間の相関関係の変化を監視し、「警告指数」として表示してくれる。

警告指数が上昇してしきい値を超えると、CX-Wは画面表示で人に知らせる。加えて、その判断に大きく影響したデータ項目を教えてくれる。「例えば、設備の動作パターンが複雑な多品種ラインを監視して、まれに生じる不良品の原因を探るような用途に向く」(同社デジタルファクトリー営業部部長の神本光敬氏)。

CX-Wは基本ソフト(OS)がウインドウズまたはリナックスの一般的なパソコンで使える。動作CPU(中央演算処理装置)はx86系もしくはARM系で、メモリは2ギガバイト以上を推奨する。同社はCX-Wについて、今後3年間で2億円の販売を見込む。詳しい価格は個別見積もりだが、「1ライセンス当たり数十万円の初期費用と、その他に年間の保守費用がかかる」(神本氏)という。

(日経 xTECH/日経ものづくり 斉藤壮司)

[日経 xTECH 2019年8月6日掲載]

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