住友商事は30日、マツダと合弁で手掛けるメキシコの自動車工場の持ち分を売却すると発表した。25%をマツダに譲渡し、2020年度中に同社が全額出資する生産拠点とする。売却額は非公開だが、業績に与える影響は軽微という。部品や鉄板販売など取引先としての協業は継続する。
メキシコ工場は11年にマツダと住友商事が合弁で生産会社を設立した。14年から量産を始め、「マツダ3」などをメキシコ国内や北米、中南米、欧州などに出荷する。19年の生産規模は10万台超だった。
住友商事は工場立ち上げから量産、現地化に携わった。安定稼働に入ったことで今後の協業を巡り協議をした結果、売却すると判断した。メキシコ工場は新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時的に稼働が落ち込んでいたが、足元では昨年と同程度の生産台数に回復している。
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