国土交通省近畿地方整備局は15日、大雪の影響で福井県の北陸自動車道や国道8号で大規模な立ち往生が発生したことを踏まえ、福井市で臨時会議を開いた。自治体や中日本高速道路、自衛隊などの関係機関も参加、初動対応や情報共有が適切だったかどうかなどを検証し、1週間をめどに再発防止策をまとめる。
会議にはオンラインも含め約30人が出席。同整備局の植田雅俊道路部長は冒頭「2018年2月に起きた立ち往生を受けて備えをしてきたつもりだったが、十分だったのかを早急に検証し、次の雪に生かさないといけない」と述べた。
北陸道では、9日から10日未明にかけて上下線で延べ約1500台が動けなくなり、並行する国道8号でも断続的に渋滞が起きた。
これまでに、国や中日本高速がチェーンを付けていない車両の通行規制を見送っていたことや、県への立ち往生の情報提供遅れといった課題が指摘されている。
中日本高速の担当者は会議後「事前通行止めや、チェーン規制の判断基準の見直し、国道と連動した除雪など、国や県と一緒に対応を整理したい」と話した。〔共同〕
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