燕・弥彦総合事務組合(新潟県燕市)は、燕市と弥彦村の既設4浄水場を1カ所に統合する工事を4月から始める。設計や建設など総工費は約167億円で、2025年度から燕市と弥彦村の約8万人の住民に給水する。維持管理費は20年間で約115億円を見込む。
JFEエンジニアリングを代表企業に、鹿島やメタウォーター、地元建設企業など8社の共同企業体が手がける。従来の砂の層などでろ過する「急速ろ過」式ではなく、セラミック膜を用いた「膜ろ過」式の浄水場を燕市に建設する。同手法の浄水場は新潟県見附市で3月完成予定の青木浄水場でも採用された。
燕市は06年に旧吉田町・旧分水町と合併した名残で市内3カ所に浄水場がある。隣接する弥彦村の浄水場含め建設から40~50年経過しており、老朽化が進んでいた。1カ所に集約して設備を更新、耐久性を高めて自然災害に備える。
19年4月に燕市と弥彦村の水道事業統合に向け、消防やごみ処理を共同管理する燕・弥彦総合事務組合に水道局を立ち上げていた。既にJFEエンジなどが関連事業として約22キロメートルの水道管整備を進めている。
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