NTTPCコミュニケーションズは企業向けにリストバンド型のセンサーを利用して社員の健康状態をチェックするサービスを3月から始める。脈拍データを活用。新型コロナウイルスの影響で社員同士が顔を合わせる機会が減るなか、テレワーク中も社員の心身の不調を検知できるようにする。
NTTPCコミュニケーションズ「みまもりがじゅ丸」の新メニューで使用するLeadtekのリストバンド型センサー
社員の脈拍を計測するサービス「みまもりがじゅ丸」の新メニューとして提供する。社員に台湾の電機メーカー、Leadtekのセンサーを身につけてもらい、近距離無線通信「Bluetooth(ブルートゥース)」でスマートフォンと接続。計測した脈拍のデータをクラウドに送信し、健康状態を「見える化」する。「みまもりがじゅ丸」は工事現場の熱中症対策などに利用されている。
利用者の健康状態はパソコンなどのブラウザ上で管理者のみが閲覧できる。脈拍の揺らぎから自律神経の状態を判断し、心的ストレスのかかり具合を3段階で表現する。異常を確認した管理者が利用者と連絡を取り、健康への影響を防ぐ対策をとれるようにした。脈拍数から体温も予測し、平熱との差異を表示して発熱を把握できるようにする。利用者本人もスマホのアプリで自身の健康状態を確認できる。
料金はセンサーの数によって異なる。10台のセンサーを3カ月利用する場合のサービス料金は税別6万円で、機器代などの初期費用は税別18万円。
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