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北陸大スタートアップ、ワクチンアプリ 副作用情報共有

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ネット・IT
2021/1/25 20:10
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北陸大学発のスタートアップがアプリを開発した(金沢市)

北陸大学発のスタートアップがアプリを開発した(金沢市)

北陸大学発のスタートアップ、サムライ金沢(金沢市)は新型コロナウイルスのワクチン接種情報を管理できるアプリを開発した。接種者は副作用の有無をスマートフォンなどで記録する。行政や医師はアプリを通じて接種者の情報を共有し、異常時に対応できるようにする。接種が始まる2月までに、行政や医療機関に導入を働きかける。

システム開発のソフィアホールディングス(横浜市)、kanata(東京・中央)と共同で、情報管理アプリ「Air Clinics(エアクリニックス)」の試作品を開発した。利用者は無料でアプリに登録し、ウェブサイト上にワクチンの接種日や種類、製造番号を入力する。「倦怠(けんたい)感」「(皮膚が赤くなる)発赤」などの選択肢から症状を選べるほか、短時間で危険な状況に陥る「アナフィラキシーショック」も想定し、緊急時には救急車を呼べる。

心配なことがあれば、アプリから行政や病院など関係機関と通話できる。新型コロナワクチンは、1人当たり2回の接種となる見通しだ。1回目の接種後に2回目の接種予定日をスマホに通知して、接種忘れを防ぐ機能もつける。

利用者は接種後の症状などを入力する

利用者は接種後の症状などを入力する

医療機関は接種者の副作用のほか、接種者が入力をしていれば、生年月日やアレルギーの有無をシステム上で共有できる。アプリで情報を確認しながら、非対面で対処法をアドバイスする。蓄積した情報をデータベース上で分析することで、接種の1回目と2回目での副作用の違いなどを把握できる。ワクチンの製造番号と副作用の関係をひもづけて分析する仕組みは珍しいとみられ、特許も出願中という。

サムライ金沢は北陸大学の生徒にビジネス体験を積ませる目的で2016年に設立された。社長を務める武田幸男客員教授は日本にワクチンを提供する米製薬大手ファイザー日本法人の元取締役でもある。今回のアプリは武田氏が15年、乳幼児の親が予防接種の時期や回数を記録するために開発したシステムを改良した。石川県産業創出支援機構から援助を受けた。

武田社長は「収集したデータは分析してアプリ上で公表したい。ワクチンの副作用に関する情報を充実させて、接種者や医療現場の混乱を防ぐ」と話す。(毛芝雄己)

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