大分県産の本マグロの中とろを例年より約3割安く販売する
イオンリテールは22日から3日間、約350店舗の「イオン」や「イオンスタイル」で水産物の応援セールを開催する。国内産の本マグロの中とろを例年より約3割安く販売し、数量も前年1月の約20倍用意する。鹿児島県産のブリなど7品目もそろえ、水産物の応援販売で過去最多の品目数にした。水産物の外食需要が低迷するなか、収入減に悩む水産業者の支援につなげる。
「大分県産 生本まぐろ(養殖)中とろ 刺身用」を100グラム税別698円で販売する。例年は国産本マグロの中とろを同980円で販売しており、約3割安くなっている。鹿児島県養殖の生け締めブリ(100グラムで同178円)や千葉県産の真さば(3枚入り1パックで同298円)などを例年より約3~4割安く販売する。
取り扱う水産物は新型コロナウイルスの感染拡大で外食や輸出などの需要が大幅に減少した商品。大量仕入れなどで低価格の販売が可能となった。「大寒を迎えた旬の魚での応援セールは約2カ月前からは予定していたが、ちょうど緊急事態宣言の時期と重なった」(イオンリテールの松本金蔵水産商品部長)という。
イオンリテールは新型コロナで打撃を受けた生産者の応援セールを2020年3月から展開している。消費者の反響も大きく、2020年は水産物の売り上げが前年比約1割増となった。
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